【インタビュー】GENERATIONSのニューシングル「自分たちも背中を押される」

 注目度上昇中のグループ、GENERATIONS from EXILE TRIBEがニューシングル「F.L.Y. BOYS F.L.Y. GIRLS」を13日にリリースする。初のベスト盤のリリース、中国ツアーを経て、念願のドームツアーを展開するなかで発表される本作の表題曲は「みんなに向けた応援歌」。そして「自分たちにとっても応援ソング」だという。
――念願だった単独ドームツアー『GENERATIONS LIVE TOUR 2018 “UNITED JOURNEY”』が進行中です。どのような感想を持っていますか?

中務裕太(以下、中務)「ドームの外の広場で踊っていた頃から夢見てきたステージなので、初日を迎えた時は叫びたくなるほどうれしかったです。夢だった空間を7人で共有できていることが幸せです」
片寄涼太(以下、片寄)「初めてドームのステージに立った時は、その独特の雰囲気に圧倒されました。お客さんもアリーナとは比べものにならない人数ですし、ありがたい気持ちと純粋にうれしい気持ちでした。反省点も見えてきているので、課題をクリアしていけることにも幸せを感じながら、ひとつひとつの公演をかみしめていきたいです。さらなる未来につながるツアーにしたいと思っています」
関口メンディー(以下、メンディー)「いずれ「キャー!」という声を「おぉ!」という感嘆に変えていけるアーティストになりたいです。いろんな世代の方々にGENERATIONSを知ってもらって国民的アーティストになっていけるようにしたいです」

――ツアーの真っ只中で最新シングル「F.L.Y. BOYS F.L.Y. GIRLS」がリリースされます。この作品は、どのような想いで制作していったのでしょうか?

佐野玲於(以下、佐野)「曲が上がってきた時は、すごくアッパーなダンスナンバーだなという印象でした。でも、アッパー曲が続いている印象は与えたくなかったので、どうすればフレッシュな曲としてみなさんにお届けできるか、僕らの意見も反映して曲の構成を考えていきました」
白濱亜嵐(以下、亜嵐)「ベストアルバムに収録した『ALRIGHT! ALRIGHT!』もEDM調のダンスミュージックだったので、また同じテイストが続くんだと思わせたくなかったのが僕たち7人共通の想いでした。だから、ドロップのサビの部分をメンバーから提案したり、そういう制作に関する話し合いをより深い次元でできたことはよかったと思います。改めて7人全員がGENERATIONSの方向性をどう考えているかも分かったのも今回の収穫でした」

ーー表題曲は、どのように制作を進めていったのでしょうか?

数原龍友(以下、数原)「みなさんに向けた応援歌ですが、ドームツアーを想定しながら自分たちの応援ソングにもなっているなという感覚でレコーディングしていました」
片寄「パフォーマンスしている自分たちも背中を押される曲です。〈時代〉という僕たちらしいキーワードもあって、GENERATIONSの決意表明にも取れる曲になっていると思います」

ーートラックについては、どのような印象でしたか?

小森隼(以下、小森)「ミュージックビデオを観てもらえると伝わると思いますが、いろんな展開を考えて結果的にパフォーマンスでの見どころも多い曲になったと思います。ライブでも盛り上がる曲ですね」

ーー意識したことや新たな挑戦になったことはありますか?

数原「歌をうまく聴かせることよりも、いかにトラックになじむように歌うかを意識しました。ここ最近はこういうアプローチの曲をやらせていただくことが多いので、バラードを歌う時とは違った、踊っているようなイメージでレコーディングしました」
片寄「龍友くんが言ったようにバラードとは違うので、自分たちの意思や自分らしい声をしっかりと歌に乗せることを意識しました。僕と龍友くんが別スタジオでレコーディングするというのも、今回が初めての経験でした」
亜嵐「女性ダンサーとのペアダンスもあります。新鮮で新しい試みだったと思います。パフォーマーだけじゃなくてボーカルふたりもやってますから」

ーーカップリング曲の「UNITED JOURNEY」は、今回のドームツアーのテーマソングですね。

亜嵐「ツアーにふさわしいタイトル曲を作ることに関して、LDHは抜群のセンスがあると思うんです。ツアーのテーマ感も伝わりますし、壮大なイメージもしやすい曲になっていると思います。僕自身、「UNITED JOURNEY」を聴いてツアーがイメージできました」
数原「歌詞の中に〈準備はいい〉とか〈弾けりゃいい〉というフレーズが入っているんですけど、歌っているこっちまで高揚してしまうんです。壮大で疾走感もあって、なおかつさわやかさもある曲になっています。ツアーに来られない方も、この曲でイメージしていただけたらと思います」

ーートラックについては、どんな印象を?

メンディー「曲の構成が新しいなと思いました。サビがなくてドロップがくるという展開は、三代目 J Soul Brothersさんの「Summer Madness」に近いパターンですね。GENERATIONSとしては今までにないタイプの楽曲なので、そこも楽しんでもらえると思います」

ーーリスナーには、どんな楽曲として届いてほしいですか?

小森「わくわく感がすごくありますね。この曲はボーカルふたりのフェイクから始まるんですけど、個人的にそこが果てしなく好きです。フェイクの部分だけループで聴いていたいくらい(笑)。朝の通勤通学のお供に聴いていただけたら、元気が出ると思います」

ーーさて単独ドームツアーはまだまだ続きます。残りのツアー、どのようなマインドで臨みたいですか?

片寄「初日に向かう時も思っていたことですが、今回限られた公演数の中でひとつひとつの経験をムダにしたくないという気持ちが強いです。ものすごくたくさんのお客さんと同じ時間を共有できることの喜び、瞬間を大切に、最後まで駆け抜けたいと思っています」
小森「初めてのドームツアーという経験は、2度と経験できないこと。2度と訪れることのない時間をみなさんと共有できるのは、すごくうれしいことだと思います。自分の感じたままを大事に、ドームのステージを楽しみたいと思っています。みなさんにパワーをいただいた分の恩返しもしつつ、自分の持てる力を出し切ってツアーに臨みたいと思います」

ライター・馬渕信彦

New Single『F.L.Y. BOYS F.L.Y. GIRLS』6月13日リリース!

2018年のシングル第1弾。表題曲、現行のドームツアーのテーマソングである「UNITED JOURNEY」のほか、読売テレビ・日本テレビ系木曜ドラマF『ラブリラン』の主題歌となっている「また、アシタ」も収録。ボーナス・トラックとして、表題曲の英語バージョンが収録している。[CD+DVD]は1852円、[CD]は1204円(ともに税別)。収録曲など、本シングルの詳細は公式サイト generations-ldh.jp で。