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vol.415(2009.6/29-7/5)
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オヤジを元気にする食ガイド
横川潤 『恐慌下におけるA(え〜)級の店選び究極の法則』

 雑誌などの食べ歩きエッセイが人気の著者は、すかいらーく創業者一族の家に生まれた筋金入りの食道楽。 「安くない店が、うまかった」S級グルメと、「安い店が、うまかった」B級グルメの間にある「うまい店が、安かった」A級グルメを、その嗅覚で探しあて、潜入調査を実行。オヤジの本能で思わず「え〜わ〜」と声が出てしまう、このご時世にとってもありがたい店を紹介している。

 ダジャレ入りのオヤジコメント満載だが、店選びの目は確か。焼き鳥から洋食、蕎麦、ミルクティーまで幅広くカバー、愛と情熱を持ってリポートしている。

著者 横川潤/出版 講談社/価格 876円(本体)

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vol.414(2009.6/22-6/28)
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K-1創始者の波瀾万丈の半生
石井和義 『空手超バカ一代』

 K-1の創始者である石井和義氏が自らの波乱の半生を描いた自伝。本書は2007年6月から1年2カ月間、静岡刑務所に収監されていた石井氏が知人らにあてた手紙をもとにつづられたもの。

 空手に燃えた青春時代からK-1の誕生まで。笑いと真面目をほどよく織り交ぜ軽快に読ませる。

 6月12日に本書の出版記念パーティーが開かれ、久しぶりに公の場に姿を現した石井氏。今後は、アマチュア選手の育成に力をいれていく方針のようだが、プロデューサーとしての手腕は周知のところだけに、今後の動きから目が離せない。

著者 石井和義/出版 文芸春秋/価格 1000円(税込)

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vol.413(2009.6/15-6/21)
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ヘッドラインも頑張らないと!?
猪熊建夫 『新聞・TVが消える日』

 ネットに浸食され、業績を落としているテレビ業界と新聞業界。現実にこの2つのメディアがなくなることはないとは思うが、淘汰される会社とか個人は出てくるのは間違いないところ。それが再編という名の前向きな動きにつながれば、いずれ浮上の目もあるだろうが、そうでなければ低迷の時代はしばらく続くだろう。

 もっとも本書でも指摘しているとおり、ネット側の人たちの考え方の中には物作りにおける一番大事な部分が欠落しているのは間違いのないところ。

“生産”と“仕組み”の両方をしっかりと考えないといけないということ!?

著者 猪熊建夫/出版 集英社/価格 735円(税込)

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vol.412(2009.6/8-6/14)
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ファンじゃなくてもぐいぐい引き込まれる
小松成美 『YOSHIKI/佳樹』

 ノンフィクション作家・小松成美による衝撃の一冊。1999年1月に行われたロングインタビューを端緒に、10年100時間に及ぶインタビューを経て書かれた本書には、TOSHIとの友情、HIDEの死、X JAPAN誕生から解散、再結成までの軌跡と、自らの生い立ち、そして父の死――といった、デビュー以来、誰にも話すことのなかったYOSHIKIの真実がつづられる。

 巻頭には2歳の時の母と写っている写真から現在までの写真を収録。ファンにはたまらない一冊だろうが、ファンではない人でも、YOSHIKIの人生と著者の筆致にぐいぐい引き込まれる。

著者 小松成美/出版 角川書店/価格 2310円(税込)

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vol.411(2009.6/1-6/7)
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人気落語家の新・古典案内
柳家喬太郎 「落語こてんパン」

 著者を新作派と見る向きもあるが、いやいや古典でしょ、というファンも多い。今ではあまりやられなくなった噺を掘り返し高座にかけ、消えゆく演目をよみがえらせるなど、古典落語に対する造詣も深い。

 この本は、ウェブマガジンの連載をまとめたもので、古典の演目のあらすじを紹介しているが、ただ解説しているだけではない。落語周りのエピソードや名人と呼ばれた師匠たちの思い出、時代考証や作品論などが満載の著者初のエッセイ集だ。若いファンから「キョンキョン」と呼ばれ親しまれている著者の、古典落語と芸への思いがつまっている。

著者 柳家喬太郎/出版 ポプラ社/価格 1500円(本体)

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