不幸な国・日本で幸福になるためには
加賀乙彦 『不幸な国の幸福論』
タイトルにある「不幸な国」とはもちろん日本のこと。
著者は精神科医、心理学者であり小説家としての顔も持つ。本書では精神科医としての臨床経験などから、なぜ日本人が幸せになれないか、幸せを感じられないかを分析している。
いうなれば、日本人特有のメンタリティーと社会の仕組みが、自ら「幸せ」を遠ざけ「不幸」を呼び寄せてしまっている原因となっているということなのだ。
そして著者は症例をあげて発想の転換を進める。その物言いには、ちまたにあふれる「幸福論」とは一線を画す説得力がある。
じゃあここでいう幸福とはいったいどんなものなのだ? という人もいるだろうが、そもそもそこからが問題なのだ。
著者 加賀乙彦/出版 集英社/価格 756円(税込)
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