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| vol.364(2008.06/30-07/06) | |
[ROCK ALBUM] 『残響』 Sigur Ros透明なサウンド、クリアサウンドといったあまりにも使われすぎた表現では言い表すことができないほど、純度の高く崇高なサウンドで世界中を虜にしている、シガーロス。アイスランドから飛び出した彼らが5年という月日を費やしたという最新作は、この世に生を受けたことがいかに“有難い”ことであるかを改めて感じさせてくれる作品だ。エレクトリックサウンド、そしてあまりにも耳慣れないアイスランド語を用いたりと、美しいけれど難解でもあるといったイメージはこの作品にはない。アコースティックサウンドにこだわり、壮大なオケ、ホーンが入る。温もりや温かさ、光を感じる楽曲で満ちて、聞く人を選ばずにすべてに寄り添う寛容さがある作品だ。プロデュースは、スマッシング・パンプキンズやNINなどを手がけたFLOODが行っている。 EMIミュージック・ジャパン 7月2日(水)発売 2500円(税込) |
[J-POP ALBUM] 『floating pupa』 pupa高橋幸宏が声を上げ、原田知世、高野寛、高田漣、堀江博久、権藤知彦という誰もが豪華!と認めるメンバーが集まり、新しいバンドができた。それが、このpupa(ビューパ)。本作には、ポップでキュートなエレクトロサウンドが満載。タイトルにフローティングとあるように、聞いているとふわふわと浮かんで漂うような感覚に陥る作品だ。 EMIミュージック・ジャパン 7月2日(水)発売 3000円(税込) |
[ROCK ALBUM] 『We Started Nothing』 The Ting Tings英マンチェスター出身のザ・ティン・ティンズ。日本語発音だとどうなの? という名前だが、クセになるエレポップサウンドで、イギリスどころか世界中から注目を集めている2人組。ピコピコサウンドにちょっぴり迫力のあるケイティの声がピッタリ。サマソニでの来日が決定している。 ソニーミュージックジャパンインターナショナル 発売中 2100円(税込) |
[ROCK ALBUM] 『Like Drawing Blood』 gotyeゴティエは、ポップでドリーミーなエレクトリックサウンドで話題を集めているアーティスト。タイトルトラックは、車のホイールが転がっていくような実験的な音から始まると一瞬OUTKAST? と思うような低音のリズムが聞こえてきて、耳で聞く限りはかなりコミカル(とはいえ、内容はシリアス)。フィルターのかかったようなボーカルもまたいとをかし。フジロックで来日。 Beat Records 発売中 2200円(税込) |
[CLUB ALBUM] 『the ジブリ set』 DAISHI DANCEHOUSE DJのDAISHI DANCEがびっくりする作品をリリースした。今回の材料はあのジブリだというからその驚きもマックスに達する。「風の谷のナウシカ:レクイエム」「天空の城ラピュタ:君をのせて feat.麻衣」、「もののけ姫:もののけ姫(inst.)」…「ハウルの動く城」まで名曲がずらり。まだまだ続くハウス人気だが、ついには子供まで巻き込んじゃう? Almond Eyes 7月2日(水)発売 2800円(税込) |
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| vol.363(2008.06/23-06/29) | |
[J-POP ALBUM] 『ケツノポリス6』 ケツメイシ全国28カ所を巡り、トータルで28万人を動員したツアーを成功させ、揺るがない人気を知らしめたケツメイシの待望のニューアルバム。老いも若いも男も女も口ずさむことができるというケツメイシらしさはそのままに、磨き上げられた作品。もちろん努力のあとみたいなものは全然感じないのだけれど。合宿を経て作り上げたという本作には「冬物語」「出会いのかけら」といったシングル曲はもちろんのこと、誰もが共感できるようなドラマが折り込まれた楽曲が並んでいる。カントリー&ウエスタン風味の「空」、『ケツノポリス4』の「東京」の続編となる「街並」、心地よいラップが夏にピッタリな「We love music」。そして、子供への愛を歌う「子供たちの未来へ」など、ある年齢や状況に立ったからこそのメッセージもある。気持ちよく聞ける作品だ。 TOY'S FACTORY 6月25日(水)発売 3059円(税込) |
[URBAN ALBUM] 『シャイン』 エステルジョン・レジェンドが太鼓判を押し、自身が設立したレーベルの第一弾としてリリースするアーティスト、エステルのデビュー作。抑えた雰囲気で、洗練された艶やかさに魅了されてしまう。ヒップホップ、ポップス、レゲエ、ソウルといった音楽がブレンドされたサウンドは、彼女らしさを最大限に生かし、本作を輝かせている。 ワーナーミュージックジャパン 6月25日(水)発売 1980円(税込) |
[J-POP ALBUM] 『Stock Delivery』 SEAMOシングルのカップリングを集めたコレクションアルバム。SEAMOの本性が見られるというか、ライブに行っているような感覚になる作品。下ネタリリックに噴き出したり、遊び心満載の楽曲にうなずかされたり、前のめりな曲に腕を振り上げたくなったり。「天狗〜祭りのテーマ〜」のほか、最新シングル「Honey Honey feat.AYUSE KOZUE」など12曲収録。 BMG JAPAN 発売中 2000円(税込) |
[J-POP ALBUM] 『Sprits : X'tended』 SoulJa青山テルマをフィーチャリングした「ここにいるよ」でその名を広く知らしめSoulJa(ソルジャ)。本作は、彼のインディーズ時代の幻の楽曲などを収録した、完全ニューマスタリング・デラックス編集盤。ヒット曲「そばにいるね」も収録されているがこちらはセルフ・カバーしたもの。もっとSoulJaを知りたい人にはオススメの作品だ。 ユニバーサルシグマ 発売中 3000円(税込) |
[URBAN ALBUM] 『ラヴ・デスティニー』 デスティニーズ・チャイルド世界中を虜にし、キャリアの絶頂にして解散したデスティニーズ・チャイルドがデビューしてから今年で10年になる。ビヨンセ、ケリー、ミッシェルがそれぞれの道を進んでいくなかでの作品をコンパイル。ビヨンセ「クレイジー・イン・ラヴ feat.Jay-Z」などを収録。 ソニーミュージックインターナショナル 6月25日(水)発売 1980円(税込) |
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| vol.362(2008.06/16-06/22) | |
[J-POP ALBUM] 『Sing to the Sky』 絢香類まれな声量と実力に裏打ちされた歌唱力によって、魂を持つ歌をより多くの人の元へと届けるシンガーである絢香のニューアルバム。空に向けて歌うというタイトルの本作には、地球規模といってもいい、サイズの大きな楽曲が収録されている。というのも、彼女の場合、愛という普遍的なテーマを歌うにしても、男女間のものを描いていたとしても、一対一の愛だけでは終わらず、対象が世界中にいるように聞こえてくるからだ。ストリングスなどを多用した壮大かつドラマティックなアレンジメントによる部分もあるだろうが、やはりそこは深みのある絢香だからこそ、出せる味であり、スケール。「愛を歌おう」、「For today」、「手をつなごう」、「おかえり」などおなじみの楽曲を中心にバラエティーに富む内容になっている。 ワーナーミュージックジャパン 6月25日(水)発売 CD-DVD 3980円(税込) |
[URBAN ALBUM] 『ラヴ・ザ・ウーマン』 シャンテ・ムーア美しさと才能を兼ね備えたR&Bシンガーとして、本国アメリカに留まらず、ここ日本でも人気を誇っているシャンテ・ムーアの最新アルバム。R&Bのスーパースターであり夫のケニー・ラティモアとの2枚のアルバムのリリースはあったが、シャンテ名義としては約8年ぶり。やさしさや愛、磨き上げられた女性らしさが香る。 ユニバーサルクラシック&ジャズ 発売中 2500円(税込) |
[J-POP ALBUM] 『ニ千花』 ニ千花美メロ、透き通ったボーカル、クラシック音楽を思わせるようなドラマティックな楽曲の展開……。細部にまで気が配られたサウンドで繊細でありながら、芯のある音楽を聞かせてくれるニ千花(にちか)のファースト。最新シングル「あたらしい水」を始め、「エーデルワイス」、「Genius Party」などシングル曲も収録。 よしもと アール・アンド・シー 6月18日(水)発売 2940円(税込) |
[J-POP ALBUM] 『Expression』 AKANE晴れ渡った青空を思わせるような突き抜けたボーカルに心を奪われる、次世代レゲエシンガーAKANE。数々のレゲエコンピ盤などに参加したり、RYO the SKYWALKERやPUSHIMのオープニングアクトを務めたり、ファンを集めてきた彼女のファーストアルバム。夏にピッタリの1枚だ。 rhythm zone 6月18日(水)発売 2625円(税込) |
[URBAN ALBUM] 『ビーツ・インターナショナル』 TORイギリスはロンドン出身のフィメールMC、TOR(トォー)の日本デビュー盤。イギリスらしい洗練されたトラックとTORの小気味いいラップによって、とかく強さやタフネスが前面に押し出されがちなUSものとは異なるフレーバーを持った、アーティスティックな作品になっている。デビュー前から日本でも話題を集めている。今後注目したいアーティストの1人だ。 FILE RECORDS 発売中 2415円(税込) |
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| vol.361(2008.06/09-06/15) | |
[ROCK ALBUM] 『Rise and Fall・・・Rage and Grace』 THE OFFSPRING結成してからすでに20余年。なぜに彼らのサウンドはこんなにもフレッシュなのだろうか。もちろん安定感のある演奏や深みのあるロック&パンクなサウンドは、ポッと出には出せるわけはないのだけれども、いわゆるベテラン感や大物感が漂ってこない。そこはやはり、おバカそうで実はインテリジェント。単純そうで実はそうでもない。そんなふうに指の間をすり抜けていくような彼らの魅力がなすところ。さて、本作は、これまでの作品と比べるとサイズが大きい。もともとそうしたものを狙っていたということだが、プロデューサーにメタリカなどを手がけたボブ・ロックを起用した影響も必ずあるはず。スタジアムで聞きたくなるサウンドが目白押し。 ソニーミュージックジャパンインターナショナル 6月11日(水)発売 初回限定盤 CD+DVD 2520円(税込) |
[J-POP MINI ALBUM] 『未だ見ぬ明日に』 ASIAN KUNG-FU GENERATION自由でオープンでなんでも向かって来い!と、どーんと構えた彼らの姿が見えてくる力強い作品だ。アジカンらしさともいってもいいだろうキュンとくるサビを持つ「ムスタング」しかり、収録されている曲それぞれがパワーを持っている。何度もリピート再生してしまう作品。 キューンレコード 6月11日(水)発売 1995円(税込) |
[ROCK ALBUM] 『SILENT CRY』 FEEDERスタジアムでも対応できそうなキラキラとした壮大なロックチューンに圧倒される、イギリスを代表するロックバンドFEEDERの最新アルバム。一時解散の危機にも瀕したという困難な時期を乗り越え作り上げた重要な作品。メロディーがきらめき、ノイジーなギターがうねり、へヴィーなベースがズシンと響く。 ビクターエンタテインメント 6月18日(水)発売 2520円(税込) |
[ROCK ALBUM] 『BETWEEN HERE AND THERE』 LOOK SEE PROOFイギリスはハートフォードシャー出身の4人組ロックバンドの日本デビュー盤。フラテリスや、フォールズなどのサポートアクトを務めたこともあるというだけに、ダンサブルでひとひねりある“踊れるロック”サウンドで直撃する。ロックよりで軽快さのある音を出す。 FACE Inc./ Fiveman Army Rocks 6月11日(水)発売 2310円(税込) |
[J-POP SINGLE] 『picnic』 THE NOVEMBERS着実にファンを増やし、搾り出した楽曲にも磨きをかけている THE NOVEMBERS。彼らのファーストフルアルバムとなる本作は最初とは思えないほど完成度が高い。行間を読みたくなるポエティックな作品からシンプルな言葉で綴ったストレートなロックチューンも含めて、ロックファンの魂を揺さぶる作品。 DAIZAWA RECORDS/UK PROJECT 発売中 2310円(税込) |
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| vol.360(2008.06/02-06/08) | |
[J-POP ALBUM] 『ケモノと魔法』 原田郁子クラムボンの原田郁子のソロセカンドアルバムは再生ボタンを押した瞬間に、知らない森に1人きりで置いていかれたような気分になる作品だ。未知の世界に興奮してドキドキしてみたり、少しばかり怖さや寂しさがあってドキドキしてみたり。迷いながら遠くに明かりが見えてちょっとほっとしたり。そんな感情が入り乱れる。タイトルトラックの「ケモノと魔法」を始め、全体的にはシンプルで余計なものをそぎ落としたやさしいバラード。そのまま聞いていると、途中、ホーンが入り乱れる「クイカイマニマニ」でびっくりすること間違いなし。それぞれ音の種類は多くないかわりに、声を含めて、音本来が持っている魅力があふれ出している。何度もループして聞きたいアルバム。初回限定盤はブックCD仕様になっており、デザインは有山達也が手がけている。 コロムビア 6月4日(水)発売 初回限定生産盤ブック仕様CD 3675円(税込) |
[J-POP SINGLE] 『アイシテル』 清水翔太前作『HOME』でもニューヨークをうならせたR&Bを聞かせてくれたが、本作でもまたそののどをじっくりと聞かせてくれる。「若き愛の痛み」がテーマで、さわやかなサウンド、ノスタルジックな歌詞などが涙腺を刺激するバラードだ。カップリングでは名曲「STAND BY ME」をカバー。 ソニーミュージックレコード 6月4日(水)発売 CD+DVD 1575円(税込) |
[J-POP ALBUM] 『China Heaven』 ROCOビレッジバンガードのバイヤーに売りたいと言わせたアーティストROCOによるカバーアルバム。中国をテーマに、Maria Muldaur、荒井由実、David Bowieまで幅広くカバーしている。彼女の持ち味であるおもちゃ箱のようなサウンドが新旧入り乱れた中国や、上海の古いジャズバーのような雰囲気を醸し出している。 World apart 6月4日(水)発売 2100円(税込) |
[J-POP ALBUM] 『ロックンロールオーケストラ登場!! THE SAX NIGHT』ジャズパンクバンドの勝手にしやがれの飯島誓と、ジャズバンドBloodest Saxophoneのリーダーである甲田伸太郎を中心とした、13人からなるグループTHE SAX NIGHTのデビュー作。人数や音の多さもあるが、パワフルでエネルギッシュ。フェロモンもムンムン。 UK PROJECT 6月4日(水)発売 2625円(税込) |
[J-POP SINGLE] 『Tiny Star』 moumoon単にきれいだというだけでなく、体のなかにしっかりと残るメロディーがあり、キャッチーさもある優れたポップソングだ。一枚でいろいろな面が見えるシングルが多いなかで、収録曲のトーンが揃っているのは、自分たちのやりたいことがしっかりと見えているからではないか。かえって潔い。 エイベックス 6月4日(水)発売 CD+DVD 1890円(税込) |
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