
vol.360
ラグビー日本代表のキーマンを直撃!
有賀剛
(サントリーサンゴリアス)
2011年W杯へ向け、ラグビー日本代表が動き出した。チームの世代交代が進む中、代表に定着したFB有賀剛は“新世代ジャパン”を語るうえでは欠かせない存在となった。昨季はフランスW杯で世界の大舞台を経験し、トップリーグではサントリーの初優勝に貢献。日本ラグビーの明るい未来を予感させる24歳は、環太平洋の強豪が集結するパシフィック・ネーションズ杯(PN杯)を前に決意を新たにしている。
「PN杯は結果が問われる大会になる。
やはりフィジーにはリベンジしたいです」
―まずはフランスW杯の感想から聞かせてください。
「超満員のスタジアムでの試合は雰囲気が普段とはまったく違いましたね。これまで試合で緊張した経験はなかったんですが、W杯では言葉で言い表わせないプレッシャーがありました。勝てる試合を落としたことは残念でしたけど、その後のトップリーグでは余裕を持って試合に臨めるようになりましたし、W杯という舞台での経験は自分にとって大きかったですね」
―カーワンヘッドコーチは就任2年目になりますが、印象は?
「ヘッドコーチ自身がNZ代表としてずっとやられてきた方なので、桜をつけることの重みを伝えてくれています。特に今回はトップリーグの試合を全部見たうえで選考したそうで、『自信を持って、日本で一番良い選手をそろえた』と言ってくれているんです。そのことに対して誇りを感じますし、同時にPN杯は結果も問われる大会になると思っています」
―PN杯でのテーマはありますか?
「最近の代表メンバーは、どうしても外国人ばかりが目立ってしまっているんです。もちろん外国人の力は必要ですが、現状では初めてラグビーを見る人に『これが日本代表なの?』と思われてもおかしくないんですよ。その印象を変えるためにも、PN杯では自分が試合に出て、もっと活躍しなければいけないという気持ちで臨みます。それとやはり、(W杯第2戦で惜敗した)フィジーにはリベンジしたいですね」
―前述の「勝てる試合」ですか?
「フィジー戦で勝っておけば、後の結果も違ったものになっていたでしょう。あの試合では日本のプレッシャーによってフィジーのパフォーマンスが落ちていました。カナダ戦もそうでしたが、特にフィジー戦は“勝てる可能性があった”というより、勝たなければいけない試合だったと思っています」
―ところで今季は代表戦に関連して、ラグビーになじみの薄い人に向けたプロジェクトなども行われています。そういった方々に向けてラグビーの魅力を伝えるなら?
「たとえルールを知らなくても、ラグビーは一度見れば面白さが伝わる競技だと思います。なにより迫力がありますし、個性ある選手がたくさんいるので、代表戦を見ていただければ必ず1人はお気に入りの選手が見つかるはずです。これをきっかけにラグビーを面白いと感じた人が友人にも声をかけて、少しずつでもラグビーを見てくれる人が増えてくれたらうれしいですよね」
―有賀選手の「ここを見てほしい」というポイントは?
「自分のような小柄な体型(身長175cm)でFBというポジションをやっている選手は、世界的に見てもあまりいないんです。自分はそれをカバーするための豊富な運動量と、鋭いランニングを持ち味にしています。あとは一番後ろで大きい声を出しているので、グラウンドでは目立つと思いますよ(笑)」
(聞き手:本紙・小池龍之)
INFO 1
PN杯はJ SPORTSで生中継!
【放送スケジュール】vsオーストラリアA代表=8日(日)13時50分〜16時(J sports Plus)、vsトンガ代表=15日(日)19〜21時(J sports 1)※プロ野球中継中止の場合、生中継に変更、vsフィジー代表=22日(日)13時50分〜16時(J sports 2)【URL】http://www.jsports.co.jp/
INFO 2
フィジー代表戦観戦チケットを本紙読者10組20名にプレゼント!
22日、国立競技場で行われるPN杯フィジー戦観戦チケットを、本紙読者10組20名にプレゼント。有賀選手もリベンジを誓う強豪との大一番をライブで目撃したい人はぜひ! ※応募方法は27面をご参照ください(係名:「ラグビー」)。 |