
vol.360
琴欧洲が欧州出身力士初の幕内優勝!!も…
25日に千秋楽を迎えた大相撲夏場所は大関・琴欧洲が14勝1敗で初優勝。前日の14日目に優勝を決めた琴欧洲は千秋楽も大関千代大海を寄り切りで破り有終の美を飾った。大関昇進後スランプ気味で、かど番で迎えた今場所だったが、持ち前の正攻法の取り口で見事に復活した。
欧州出身力士の幕内優勝は史上初めて。初土俵から34場所目での初優勝は年6場所制では7位のスピード(幕下付け出しを除く)。
横綱同士の一番で“事件”ボッ発
千秋楽の結びの一番、横綱同士の一番で“事件”が起こった。
勝負は朝青龍が白鵬を引き落としで破り互いに11勝4敗となった。
この際、四つんばいになった白鵬に朝青龍が両手で駄目を押す。これに怒った白鵬が起き上がる際に右肩で朝青龍を押して反撃。両者は土俵中央でにらみ合い。駄目を押した意識のない朝青龍は笑みすら浮かべて「最後はちょっと怖かった。殴られるんじゃないかと思ったよ。やっぱり熱くなるよな」。白鵬は「先に駄目を押されたからね。土俵では何も言っていない」とむっとした表情を隠そうともしなかった。
北の湖理事長(元横綱北の湖)は「白鵬がカッとしている。カッとするほうがおかしい。横綱としてやってはいけない」と指摘したが、26日夕に開かれた横綱審議委員会(横審)ではこの一番について「朝青龍の行為は駄目押し」とする意見が続出し、「仮に駄目押しでないにしても、にらみ合ったのは見苦しく、みっともない」との見解で一致。「理事長が両横綱に直接けじめをつけるべきだ」と苦言を呈した。北の湖理事長は26日午後、白鵬の師匠である宮城野親方(元十両金親)を注意していたが、進言を受け入れ、両横綱を個別に注意することになった。
27日には北の湖理事長が両横綱を東京・両国国技館に呼び出して厳重注意。両横綱は反省の意を示して、品格ある行動を心がけることを約束した。
最初に理事長室に呼ばれた白鵬、白鵬の退室後に呼ばれた朝青龍。ともに、約5分間にわたり厳重注意を受けた。白鵬は「厳しく注意されました。冷静さを欠き、反省しています」と謝罪。朝青龍も「深く反省しています。こういうことがないように気をつけます」と神妙な面持ちだった。
一方、北の湖理事長は「横綱審議委員会に要望されたので、2人を呼んで厳重に注意した。横綱は全力士の模範にならないといけない。今後はしっかりしてもらいたい。協会側も気付いたことがあれば、指導するのも一つだろう」と述べた。