
vol.360
巨人・ゴンザレス選手が薬物違反で契約解除へ
日本プロ野球組織(NPB)は26日、巨人のルイス・ゴンザレス内野手(28)から興奮薬として禁止薬物に指定されているクロベンゾレックス、アンフェタミン、パラヒドロキシアンフェタミンが検出されたため、ドーピング違反で同日から1年間の出場停止処分を科したと発表した。巨人は同日、契約を解除する方針を本人に伝え、清武英利球団代表と国際部長の2人を譴責(けんせき)処分にした。
日本のプロ野球界では昨年8月にリック・ガトームソン投手(ソフトバンク)がフィナステリドを含有する「のむ発毛剤」を服用し、20日間の出場停止処分を受けた。
ゴンザレスは「身に覚えがない」と否定しているが、2度の検査で陽性反応が出た興奮剤の使用は覆らない。昨夏に発覚したガトームソンの場合とは違い、日本球界で、パフォーマンス向上を目的に禁止薬物が使用された初の悪質なケースといえる。ゴンザレスのバットで巨人が勝った試合もあり、今季のペナントレースに消えない汚点を残した。
NPBは昨年からドーピング検査を本格的に始めた。巨人も、今年だけで3回のミーティングで注意喚起を呼びかけるほか、選手が服用するサプリメントなどの検査も実施。2006年からは、契約書の中に「禁止薬物を使用した場合は契約を解除する」との文言も盛り込んでいる。
ゴンザレスは来日2年目で計57試合に出場しているが、抜き打ち検査の対象に選ばれたのは、初めてだった。
ゴンザレスは27日には、球団を通じてNPBのアンチ・ドーピング特別委員会(根来泰周委員長=コミッショナー代行)に対し、処分の軽減を求める異議申し立てを行った。