
vol.360
岡田ジャパン初戴冠も…エース不在でオマーン戦に不安
27日、埼玉スタジアムで行われた「キリンカップサッカー2008」で、日本はパラグアイと0−0で引き分けた。日本は大会通算1勝1分けとし、2年連続の優勝。昨年12月の「岡田ジャパン」発足後、初のタイトルを獲得した。
オマーンとのW杯アジア3次予選へ向けた最後のテストマッチで「優勝」という結果を残し、初合流の中村俊輔も機能した。しかし、チームとして課題は残った。
コートジボワール戦から先発を7人入れ替え、「どんな選手が出ても最低限のことはできる手応えはあった」と振り返った岡田監督は、「ボールを動かすスピードも速くなっている」と収穫点を口にした。だが、堅守と試合運びに長け「中東勢に似ており、いいシミュレーションになる」としていたパラグアイからゴールを奪うことはできなかった。
「どうしても点を取りたかったが、取れなくて残念」。こう話した指揮官は、途中出場させたもののゴールが生まれなかった不振の高原について、「本来の姿ではない。取り戻すことが大事だが、われわれは忍耐がいる」。エースを先発起用できない現状を、こう吐露するしかなかった。
岡田ジャパンに、もう時間は残されていない。6月2日はW杯アジア3次予選のオマーン戦。既にバーレーンに1敗を喫し、勝ち点3が求められるホームでの試合となる。ここで相手のゴールをこじ開けなければW杯への道は険しさを増すだけに、エース不在のFW陣には一抹の不安が残っている。