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写真:(2008年 ロイター/Michael Caronna)
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vol.362
男子バレーが4大会ぶりの五輪出場
5月31日から東京体育館で開催された男子バレーボールの北京五輪世界最終予選兼アジア予選で、日本が1992年バルセロナ大会以来、4大会ぶり8度目の五輪出場を決めた。世界ランク12位の日本は同6位のアルゼンチンと対戦。1−1で迎えた第3セットは、途中出場した荻野(サントリー)の強打で接戦を抜け出したが、第4セットは相手ブロックに捕まった。ジュースにもつれた最終セットは相手マッチポイントを4度しのいだ末、荻野が強打を決めて激戦に終止符を打った。5勝1敗とした日本は最終日を残してアジア1位が確定した。
[東京 ロイター]五輪出場を決めたアルゼンチン戦後のインタビューで北京五輪の目標をメダル獲得と高らかに表明した植田監督が課題に挙げるのは、サーブに対するレシーブの精度向上。この日もサーブレシーブの乱れから相手に連続ポイントを許す場面が目立った。すばやいトス回しからの多彩なコンビネーション攻撃を目指す「植田ジャパン」にとって攻撃の基点となるサーブレシーブが乱れるのは命取り。すでに前年のワールドカップで上位に入り五輪切符を手にしているブラジル、ロシア、ブルガリアは今大会に出場していない。世界の強豪から勝利を奪うにはサーブレシーブを磨くことが大前提となる。
さらなる精神力の強化も求められる。今大会は「ホーム」の東京で開かれ超満員の応援に後押しされた日本チーム。「日本で戦うときは日本にとって『いいコンディション』であることは(海外チームは)みな承知している」(アルゼンチンのウリアルテ・ホン監督)微妙な判定はどの地域、どの大会でもあるが、マイクで日本への応援メッセージがこだまする異様な雰囲気のなか、最終セットでアルゼンチンにとって不運なコールもあった。
「アウェー」となる北京会場で追い込まれたときに、精神力の強さを見せることができるかが課題となる。初戦敗退で崖っぷちに追い込まれた状態から5連勝して16年ぶりの北京切符を勝ち取った「植田ジャパン」だが、劣勢となったときに簡単に連続ポイントを許してしまうもろさも見せた。この日のの試合で最多の28点を挙げたエース、山本隆弘は前半は嫌な流れを切る活躍をみせたが、後半はやや精彩を欠いた。ピンチのときにベテラン荻野の投入に頼るだけでは36年ぶりのメダル獲得は容易でない。