
vol.362
TOKYO MOVE UP!
低炭素社会を目指して「クルマから見るECO社会 〜トヨタ環境フォーラム〜」
エネルギーをめぐる世界の動きはすさまじい。石油価格が急騰したり、環境問題が叫ばれたり。そこで注目を集めているのが低炭素社会だ。CO2の排出量をいかに削減するか、どのような取り組みが必要なのか。
トヨタ環境フォーラムで講演した環境・エネルギーシステム工学が専門の東京工業大学統合研究院 柏木孝夫教授は、次世代型エネルギー需給インフラについて、現在は発電所から供給される電力を都市などの需要者が消費する一方通行だが、都市内にエネルギーマネジメントシステムを導入することで低炭素社会を実現できると説明した。実現のためには、太陽光、風力、バイオなどのエネルギーのクリーン化、ムダを排除する効率化に重点を置き、都市のエネルギー全体の最適化のためのインフラシステムの構築、消費者自身の低炭素社会への理解が必要だ。
この低炭素社会を実現するために企業も取り組みを始めている。トヨタ自動車では、家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車の実験を展開中だ。もし、ソーラーパネルが家にあれば、近所への買い物程度ならタダ。このほか、生産工場でも効率化を推進。堤工場では、2000kwという世界最大規模の太陽光発電システムを取り入れたほか、輸送も対策を進めている。環境問題は企業だけでなく個人の意識改革も必要だ。この機会に環境について考えてみるのもいいかもしれない。
バイオ燃料自動車
ガソリンとバイオエタノールを混合させた燃料が利用可能。ブラジル向けのカローラで採用されている。もちろん100%バイオ燃料にも対応。燃料価格に柔軟に対応できるのだ。
水素燃料自動車
−30℃の低温始動性と航続距離延長を果たした「トヨタFCHV-adv」。新開発の70Mpa高圧水素タンクを搭載することで、1回の水素充填で約830kmの航続距離を達成している。
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