今週のTOKYO HEADLINE
vol.362
(2008.06/16-06/22)
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TOKYO NEWS vol.362

TOKYO MOVE UP!

東京でホタルを育てる――文京区・椿山荘 半世紀の試み

東京にも、清流から生まれたホタルがいます

 東京で、ホタルが見たい。そんな願いを叶えてくれるのが、文京区にあるホテル、椿山荘だ。椿山荘では約2万坪もの広大な庭園を有しており、日本庭園の名園として四季折々の楽しみを訪れる人に与えてくれる。そのうち、椿山荘初夏の風物詩として近年定着したのが「ほたるの夕べ」というホタル鑑賞の企画だ。
 そもそも椿山荘のホタルは、1954年に創業者・小川栄一氏が、戦争で荒廃した庭園を復興させ“都会の子供にもホタルを見せたい”と起案したところから始まる。近代化にともない都会から姿を消していったホタルを呼び戻そうと、椿山荘では2000年から、専門家の指導の下、庭園内を流れる小川の水質・水量を改善するなど、ゲンジボタルが産卵から飛翔まで、自生・生息できる環境づくりに取り組んだ。現在では敷地内の施設で産卵から幼虫の後期まで飼育し、毎年春先に幼虫を放流、初夏に飛翔を楽しめるようになった。椿山荘の担当者は「例年より3倍の幼虫を放流したため、いつもの3倍の光をお楽しみいただける状態です。無事に成虫にかえってくれたようです」と語る。ちなみにホタル鑑賞のコツは「湿度が高い、雨上がりの夜によく光るようです。雨の日は、飛ぶことはほとんどなく、葉の裏でそっと光ります。風が強い日は、お休みになるようです」とのこと。
 さらに今年は種類と飛翔時期の異なるヘイケボタルも放流。「成虫になってからは、ゲンジは10日から2週間の命ですが、ヘイケの寿命は、1.5倍くらい長いそうです」とのこと。ゲンジボタルは6月、ヘイケボタルは7月が見ごろだ。

椿山荘『ほたるの夕べ』ディナーバイキング
★椿山荘自慢のメニューをブッフェスタイルで楽しんだ後は、ホタルが飛び交う庭で食後の散歩をどうぞ。【日時】〜7月18日(金)19時〜【予約・問い合わせ】イベント予約03-3943-1140(10時〜18時30分)【料金】平日・大人9000円 土日祝・大人1万円【URL】http://www.chinzanso.com/



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