
vol.363
女王・上田桃子が涙のバースデーV
15日、サントリーレディース最終日が六甲国際GCで行われ、上田桃子が今季初優勝を果たした。
強気で知られる女王の両目から涙がこぼれた。上田にはさまざまな思いが交錯していた。新旧賞金女王の戦いとなった大山とのし烈な優勝争い。最終日は自分の22歳の誕生日で父の日。4日には師事する江連忠プロの父が亡くなっていた。
「いろいろ重なった中で最高の結果が出せた」
今季から主戦場とする米ツアーでは崩れて優勝争いから脱落したり、力を出せず予選落ちしたり…。「精神的に強くならないと」と苦い経験を力に変え、意地を見せた。
15番でバーディーを取り、ボギーの大山に2打差をつけながら、16番は逆の展開ですぐ並ばれた。最終18番ではグリーン手前のラフから残り20ヤード。手にしたのはピッチングウエッジだった。「米国でしっかり練習した」というクラブでピンそば20センチに。大山が1メートルのパーパットを外したあと、落ち着いて決めた。
再渡米しての次戦は26日からの全米女子オープン。「今度は米国で勝たないと」と、上田は夢を膨らませた。