
vol.364
錦織ウィンブルドンで無念の途中棄権
テニスのウィンブルドン選手権に日本男子で史上最年少の18歳5カ月で四大大会出場を果たした錦織圭(ソニー)は2日目の24日、世界ランク53位のマルク・ジケル(フランス)と対戦。第3セット途中で腹筋に痛みを訴え棄権した。
錦織は6−4で第1セットを先取したが、17日の大会で痛めた腹筋の状態は極限に。腹部を冷湿布して臨んだ第2セットは5−6から第12ゲームをブレークされた。第3セットの開始3分。自ら審判に歩み寄り、棄権を伝えた。腹筋には2センチの断裂が見つかった。大会前「ウィンブルドンは小さいころから夢見ていた。まずは1回戦を突破したい」と意気込んでいただけに、錦織の表情には悔しさがにじんでいた。
「最初の5、6ゲームくらいから痛みがあった。この何日かはほとんど痛みがなくて、できると思っていたけど…。体調が100%だったら勝てたかも。もったいない」とうなだれた。
1994年のウィンブルドン以来、積み重ねて来た大記録となる、史上最多の四大大会57連続出場を果たした杉山愛(ワコール)は女子シングルス1回戦で、世界ランキング68位のヤニナ・ウィックマイヤー(ベルギー)を6−4、6−2のストレートで退けた。
杉山は「久々に自分らしいプレーができた。相手の元気を上回った」と会心の笑みを浮かべた。相手のウィックマイヤーは18歳の若手。杉山の粘り強いプレーの前に未熟さを露呈。杉山は、相手の精神的動揺やミスをうまく突いて快勝劇につなげた。