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潔いというか合理的というか。歌うことを放棄してしまったトンでもないアイドルユニットが生まれた。先日、シングル「My Baby Boy」でデビューしたピーチーズがそれ。アッキーナこと南明奈、コサカーナこと小阪由佳、オシリーナこと秋山莉奈の人気上昇中のグラビアアイドルによる3人組だ。 ピーチーズ結成のきっかけは、テレビ番組「〜ジョーデキ! POP COMPANY〜POP屋」(フジテレビ系)の企画。優れたソフトを作ってジョーデキなポップをつけてもらって売り出そう!という番組で、ピーチーズもソフトの1つ。アイドルユニットを作り出そうという目的のもと、3人が集められた。 3人ともアイドルが好きなだけに、夢のようなチャンスになった。 アッキーナ「アイドルにはあこがれていました。とくにモーニング娘。さんが大好きで、自分もモーニング娘。になれるものだと思って仕事を始めたぐらいですから。ただ、歌は……。なので、もう無理だってあきらめてたんです」 オシリーナ「私もアイドルグループをやりましょうっていうお話をいただいたときには、どうなんだろうなあって気持ちが強かったですね。アイドルへのあこがれはありましたけど、歌がダメだし……」 コサカーナ「確か、もともとは普通のアイドルグループを!っていう話だったと思うんですけど、集まってみたら、みんな歌えなかったんですよね(笑)。それを逆手にとって、歌は上手な方に任せて、歌わないっていうのも、いいんじゃないかってスタートしたのがピーチーズなんです」 歌は上手な歌い手に任せて、自分たちはあこがれだったアイドル衣装に身を包み、かわいらしい振り付けで思いっきり歌うフリをする。アイドルならば一度は登場する東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で、お披露目イベントを行ったときに「歌ってません!」と、口(くち)パクアイドルユニットであることを発表したが、「CD出しちゃっていいよ!」というファンの声に支えられて、今回のCDデビューとなった。 コサカーナ「口パクなので何が難しいかっていう質問に答えるのは難しいですね……(笑)。3人で合わせるのが難しかったかな」 オシリーナ「息を合わせなくちゃいけないし」
同じグラビアアイドルとして活躍している3人。これまで、テレビ番組などでは一緒になることもあったそうだが、これほどガッチリと一緒になって仕事をするのは初めてなのだそう。 アッキーナ「私、すごく人見知りするし、自分からなかなか話しかけたりできないんです。だから、最初はみんなと仲良くやれるんだろうかって心配してたんです。でも、この(コサカーナとオシリーナの)2人でよかったなあって思っています。2人ともいろいろ話かけてくれたりして、心の壁みたいなものがなくなっちゃいました(笑)」 オシリーナ「え? 心の壁を感じてたの?」 コサカーナ「ホントに?(笑)」 アッキーナの思いがけない告白ににわかに騒然とするも、そんなところも、かわいいなあ!と思ってしまう。これもまた、最強のアイドルユニットの成せる技かも。 オシリーナ「フリつけもあるし、これから学園祭とかみんな盛り上がるチャンスがあると思うのでたくさんの人に楽しんでもらえたらいいですね」 アッキーナ「カラオケとかでも盛り上がってもらえれば。……そういえば私たち口パクだからCDにカラオケバージョンっていらないんですね(笑)」 のほほんとした雰囲気でこれからを語るピーチーズ。このゆったりとした勢いで、口パクアイドルユニットは日本中をとりこにしてしまう日も遠くなさそうだが、口を揃えて「アイドルにあこがれていた」という3人だけに、最後に「歌いたくはないの?」とダメ押ししてみた。 コサカーナ「口パクっていうのを掲げてデビューしたので、これからも口パクでやっていきたいと思います。そうやって口パクの素晴らしさをたくさんの人に伝えていけたらと思います」 最後まで、とっても優等生らしい答え。そこに、口パクアイドルユニット、最強アイドルユニットであるピーチーズの本気度が見えた。
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