
vol.378
魔裟斗が「K-1 WORLD MAX」5年ぶり2度目の優勝
1日、日本武道館で開催された「K-1 WORLD MAX 2008 FINAL」でミドル級世界一決定トーナメントの準決勝と決勝が行われ、魔裟斗が準決勝で佐藤嘉洋、決勝でアルトゥール・キシェンコを破り2003年以来2度目の世界王者に輝いた。
準決勝から死闘の連続だった。
打倒魔裟斗を声高に叫ぶ佐藤とは戦前から舌戦を繰り広げた。会場は入場時から魔裟斗と佐藤の応援団で二分された。1Rから魔裟斗のパンチに佐藤のヒザが交錯する。今大会から採用されたオープンスコアリングシステムでラウンドごとにジャッジが公開される。1Rは双方譲らず3者とも10−10。
2Rになると戦前から豪語していた魔裟斗のスピードのあるパンチが面白いように佐藤の顔面をとらえ、佐藤のあごが上がる場面も。2Rは3者とも10−9で魔裟斗のラウンドとなった。後がなくなった佐藤は3R勝負に出る。足を止めての打ち合いから左フックからの右ストレートで魔裟斗からダウンを奪う。勝負あったかと誰もが思ったが、ここからの魔裟斗の粘りは驚異的。ダウンのダメージを感じさせない猛攻を見せ試合は延長戦に。お互いダメージが残る中での延長戦も激しい打ち合いとなったが、3R中盤からの勢いそのままに魔裟斗が打ち勝った。魔裟斗の王座への執念と経験が佐藤をわずかに上回った格好だった。
決勝に勝ち上がってきたのは21歳の新鋭キシェンコ。
1Rから積極的に攻める魔裟斗だったが、キシェンコのローキックに足が流れる場面も見られ、佐藤戦のダメージがありあり。それでも1Rは2人のジャッジが魔裟斗に10−9をつけ先手を奪った。そして2Rに観客席が凍りつく。開始早々の打ち合いでキシェンコの強烈な左フックが魔裟斗の顔面を捕らえ、ダウン。佐藤戦のダウンよりダメージが大きいのは観客席からも明らかで、会場に悲鳴があがった。なんとか立ち上がった魔裟斗だが、足元がややおぼつかない状況に1万5000人の観衆は魔裟斗のKO負けを覚悟したが、ここから神がかり的な反撃を見せる。ここでも1ポイント取り返し、勝負はファイナルラウンドへ。
魔裟斗の右ローと右フック、キシェンコの右ローと左フックが交錯する激しい打ち合いもお互い譲らず勝負は判定に。1人が28−27で魔裟斗としたもののドローとなり、この試合も延長に。延長戦ではややスタミナが切れ足が止まったキシェンコを驚異的なスタミナと精神力でマサトが追い詰め3−0で完全勝利した。
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この日は大晦日の『Dynamite!!』で決勝が開催される「K-1甲子園」の準々決勝も行われベスト4が出揃った。休憩後に抽選会が行われ「日下部竜也VS卜部功也」「HIROYA VS嶋田翔太」の準決勝2試合のカードが決まった。