【キーワードで見るニュース】2017.9.22~2017.9.28

国語に関する世論調査
  文化庁が9月21日に平成28年度「国語に関する世論調査」を発表。「存亡の危機」が、「存続するか滅亡するかの重大な局面」の言い方として定着していることが分かった。正しくは「存亡の機」。正しく答えた人は6.6%。「存亡の危機」は83.0%に上り、文化庁では「誤用といえる段階ではない」としている。

糖尿病疑い
 厚生労働省が9月21日に公表した「平成28年国民健康・栄養調査」によると糖尿病が疑われる成人の推計が1000万人に上るという。前回(24年)調査時より50万人増えて初めて大台に乗り、調査開始以来最多。厚労省は「高齢化に伴い患者が増えていることに加え、特定健康診査(メタボ健診)で患者を掘り起こせた可能性がある」と分析している。

魔の2回生
 自民党の当選2回の議員たち。数々の不祥事が起きたことから「魔の2回生」と呼ばれることに。一番新しいところでは元秘書への暴行・暴言問題で自民党を離党した2回生の一人、豊田真由子氏=埼玉4区=。その他には中川俊直氏=広島4区=、務台俊介氏=長野2区=、大西英夫氏=東京16区=、武藤貴也=滋賀4区=、2016年に議員辞職した宮崎謙介=京都3区=らが上げられる。

タイブレーク
 スポーツで試合をスムーズに決着させるためのシステム。野球ではワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で採用されているのだが、高校野球でも来春の選抜大会で導入が決定。延長13回からで走者の設定などは今後協議される。投手の酷使が問題となっており、それを緩和するのが目的。

トイザラス
 米玩具販売大手トイザラスが9月18日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請したと発表し、事実上経営破綻した。トイザラスは世界に約1700店を展開。2017年1月期の売上高は約115億ドル(約1兆3000億円)で、5期連続の減収。最終赤字は4期連続と業績が悪化していた。法的整理の対象は米国とカナダの事業。日本では「日本トイザらス」が約160店を運営。同社は19日、「日本での営業に影響はない」とのコメントを出した。