ラモス氏が代表エンブレムへの熱い思いとともに現代表にエール

会見に出席した田嶋幸三日本サッカー協会会長、佐藤隆治国際主審、山下良美女子国際主審、川本梨誉選手(清水エスパルスユース)、富岡千宙選手(JFA アカデミー福島)、ラモス瑠偉氏、澤穂希さん(左から)
ラモス氏が「このユニホームは誰でも着られるわけではない」

 元日本代表で、元フットサル日本代表、元ビーチサッカー日本代表監督も務めたラモス瑠偉氏は「私はずっと日本代表があこがれだった。まさか自分が帰化をして日本代表に選ばれるとは思わなかった。選ばれた時に非常にうれしく光栄に思った。初めて国際大会でキリンカップに優勝した時、赤のユニホームで素敵なエンブレムが胸にあってすごくうれしかった。その次に初めてダイナスティカップに優勝した時も胸にエンブレムがあった。何かが足りないと思って、サッカーを好きな人たちだけでなく、国中を動かすために、エンブレムの隣に日の丸をつけるのはどうかなと思って一生懸命頑張って、日の丸をつけたときにアジアカップで優勝しました。皆さんは忘れているかもしれないけど、私は忘れていません」と胸ポケットから優勝メダルを取り出した。そして「さっき澤さんも言っていたんですが、このユニホームは誰でも着られるわけではない。私は誇りをもって日本代表の全試合、死ぬ気でやりました。今の選手もそういうファイトを持って戦ってほしい。残念ですが、僕の一番の夢だったのは日本代表をワールドカップに連れていくことだったんだけど、それはできなかった。残念でたまりません。ただ、今、私の後輩たちが頑張っているから、必ずいつか、夢のベスト4。ベスト4に行ったらサッカーは何が起こるか分からない。優勝できるかもしれない。そこまで岡田監督が目標を設定してくれたことを忘れずに頑張ってほしいなと思っています」と現役時代と変わらぬ熱さで代表にエールを送った。
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