F1中国GP ハミルトンが戦術で今季初V

 自動車レースのF1、マクラーレンのハミルトンが勝利を噛みしめた。17日に上海インターナショナル・サーキットで開催された第3戦中国GP決勝で、開幕から2連勝中で昨シーズンから圧倒的な強さを見せ付けているセバスチャン・フェテル(レッドブル)を巧みな戦術を用いてコース上で抜き去り、トップでチェッカーフラッグを受けた。ハミルトンは今季初優勝。フェテルは2位、3位は18番手のスタートから順位を上げてきたフェテルのチームメイト、マーク・ウェバーだった。

 ハミルトンは3番手からのスタート。トップを走ってレースをコントロールするように見えたチームメイトのジェンソン・バトンが、ピットに入った際に誤ってレッドブルのスポットに入るミスを犯し順位を落とすなかで、着実なレースを展開。終盤、フェテルがタイヤの消耗に苦しんでいたところを、抜き去った。

 唯一の日本人ドライバー、小林可夢偉は10位だった。

 次のトルコGPは5月8日。