東芝はひと味違う!新機能満載の保温釜とオーブンレンジを体験
内釜を説明する東芝ホームアプライアンス リビング機器事業部 川元順子氏
東芝は26日、保温釜とオーブンレンジの新商品発表会を開催した。
電気釜・保温釜としては、東芝が開発した1955年の自動式電気釜が日本初となる。当時の大卒初任給が1万円程度だったところ、3200円もしたという高級品だったにも関わらず人気商品となった。
レンジの分野でも、日本初は東芝で1959年に発売。価格は125万円だったことから、レストランやデパート、旅館などに、次々に導入されていたほど。つまり、保温釜、オーブンレンジとも50年以上の歴史があるのだ。
保温釜の新製品「真空圧力IH保温釜 RC-10VGE」(想定価格8万円前後、8月上旬発売)は、新たに「うまみドーム蒸気口」を採用することで、うまみ成分と蒸気を分離して、蒸気だけを排出。通常の炊き方をする「かまど名人」コースで「甘み」(還元糖量)を約17%向上させた。
新製品「真空圧力IH保温釜 RC-10VGE」など
さらに、消費電力1420W、釜底を波状に加工した「WAVE加工」の倍増、釜底の厚みを従来の5mmから7mmに増した「鍛造かまど銀釜」などにより、大火力で瞬時に沸騰させるだけでなく、それを連続させることでおいしいごはんを炊きあげている。
東芝では、お米への給水にもこだわり、独自の「真空技術」を投入。芯までしっかりと水をしみこませることができるのだ。
忙しい人向けには「そくうま」コースを用意。通常より炊飯時間を16分短縮することで、3合なら約28分で炊きあがる。
試食会も行われ、堅さと粘りのバランスのとれた、ごはんの甘みが口に広がった。
「石窯ドーム」で調理を行うABC Cooking Studio 講師 中田真由美氏(左)と、東芝ホームアプライアンス リビング事業部 初川嘉一氏(右)
加熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」の新製品「ER-JD510」(想定価格14万円前後、7月中旬発売)は、遠赤外線による「庫内まるごと遠赤」、熱風をすばやく庫内に循環させるための湾曲天井「石窯ドーム構造」、熱風循環を加速する「石窯トルネードエンジン」などで、業界最高の350度という高温、200度までの立ち上がり時間が業界最速約5分となった。これにより、高温ですばやく表面を焼き上げ、食材のうまみを閉じ込めるオーブン料理を実現している。
「石窯ドーム」なら、このような料理ができあがる
さらに、レンジ調理時に加熱効率をアップさせるため、マイクロ波拡散用の金属アンテナをドーム状にし、温めムラを改善し、温度・種類の異なる食品2品の同時温めを実現。省エネ達成率115%も実現している。
このほか、庫内壁面、天井、オーブン用角皿の表面を、遠赤外線を発生する新開発の50ナノメートルと微細なセラミック粒子を含む塗料「とれちゃうコート」でコーティング。調味料の焦げ付きや食材のこびりつきを軽くふくだけで落とせるようにしている。
試食会では、ピザ生地のようにした豚肉の上に野菜、チーズをトッピングした「豚肉のピッツァ焼き」が登場。野菜とお肉のうまみを閉じ込めたおいしさが味わえた。