ショートフィルムの撮影現場を直撃取材!
東京発
(写真上) 多彩な作品で活躍する濱田龍臣くん。今は将棋にハマっているのだとか。 (写真下) 撮影現場は和気あいあい。(左から)田口トモロヲ、常盤監督、南沢奈央。
世界中から選りすぐりのショートフィルム(短編映画)が集結する「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2011」が開催中。この映画祭で上映されるショートフィルムはいずれも長編映画にひけをとらないハイレベルな作品。そんなショートフィルムの製作現場を訪ねてみた。今回取材したのは、SSFF & ASIA 2011・ミュージックShort部門特別製作作品『皆既日食の午後に』の撮影現場。メガホンを振るうのは、昨年SSFF & ASIA 2010・ミュージックShortクリエイティブ部門で最優秀賞と監督賞をダブル受賞した常盤司郎監督だ。4人の登場人物が、とある“奇跡”によって交錯する様子を描く。出演俳優は濱田龍臣、新井浩文、南沢奈央、田口トモロヲという豪華な面々。
この日は“骨折した少年”役の濱田龍臣くんの撮影日。上映時間は約15分だが、俳優・スタッフの仕事に、長編・短編の違いはない。濱田くんのシーンだけでも撮影はほぼ1日かかり、終了したのは夜9時近くだった。濱田くんにショートフィルム初出演の感想を訪ねると「楽しかったけど、1日だけで撮影が終わってしまうのが、ちょっとさみしいです」と頼もしいコメント。そんな濱田くんを常盤監督も「本番になると完璧に仕上げてくる。さすがプロの俳優だと思いましたね」と絶賛。「今回、他にも豪華な俳優・制作陣が快く参加してくれていて。上映時間は約15分ですが、贅沢だなと(笑)。この凝縮した感じがショートフィルムの醍醐味でもあると思うんですよね。15分で群像劇ってチャレンジングですけど、仕上がったらすごく面白くなりそうだと思ったんです。Superflyの曲と化学反応を起こしたら、また面白くなるだろうなという予感があります」。本作を含めた「ジャパンミュージックShortプログラム」は東京会場・ラフォーレミュージアム原宿(6月22日19時50分〜)、横浜会場・ブリリア ショートショート シアター(25日10時45分〜)にて上映。『皆既日食の午後に』特設サイトでは各出演者のコメントもチェック!