英バンドのカサビアンが恐竜博に登場

KASABIAN

Yoshika Horita

 英人気ロックバンドのカサビアンが8日、上野の国立科学博物館で、ニューアルバム『ヴェロキラプトル!』の試聴会を開いた。アルバムのタイトルが、恐竜ティラノサウルスを倒せた恐竜の名前であることから、恐竜博2011を展開中のこの会場を選んだ。

 当日は、アルバムプロモーションのために来日した、ボーカルのトム・ミーガンとギター兼ソングライターのサージ・ピッツォーノが来場し挨拶。トムは「歌唱がフィーチャーされていてパーソナル」とアルバムを紹介した上で、「サージがこれまでで最高の曲を作ってくれた」とメンバーを褒め称えた。それを受けたサージも「誇れる作品になった。早くプレーしたいと思っているよ」と笑顔で答えた。アルバムタイトルについて質問されると、トムは、「(ヴェロキラプトルは)小さい恐竜で集団で狩りをするんだ。大きな恐竜もやっつけるんだよ。ギャングみたいじゃない?(笑)そんなところが自分たちに似合っていると思う」と話した。サージも「こういうタイトルってないよね。プログレみたいでいいでしょ」と付け加えた。

 アルバムには、エスニックな要素を取り入れたデジタルサウンドなどカサビアンらしい楽曲もあれば、フォークやカントリーを思わせる楽曲なども収録。トムは「もう12年もバンドをやってきている。狙ったわけじゃないけど、これまでを振り返ったような内容だね」と話した。

 アルバムは9月21日にソニーミュージックジャパン・インターナショナルより発売。DVDつきの初回生産限定デラックス盤が3570円、通常盤が2310円(ともに税込み)。

 2012年1月にはジャパンツアーで再び来日する。東京、名古屋・大阪の3都市を巡るツアーで、東京公演は1月7日に日本武道館で。