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作業員が急性白血病で死亡

 東京電力は30日、福島第1原発で作業に従事していた40代の男性が、急性白血病で死亡したと発表。男性の外部被曝線量は0.5ミリシーベルトで、内部被曝はなかった。東電は「医師の診断では、第1原発での作業と因果関係はないと報告を受けている」としている。男性は放射線管理業務などに当たっていた。


退陣直前の首相が「唐突」指示

 菅直人首相は29日、首相官邸で高木文科相と会談し、昨年11月の北朝鮮による韓国砲撃を受けて停止した朝鮮学校に対する高校無償化適用の審査手続きを再開するよう指示。申請済みの10校すべてに無償化が適用される見通し。退陣直前に重要案件について、唐突な指示を出した姿勢に強い批判が出ている。


東電が10月値上げ申請へ

 東電が10月にも電気料金の10%超の値上げを申請する方向で調整に入ったことが28日、分かった。来春からの実施を念頭に置いている。福島第1原発事故の影響で、代替火力発電用の燃料費が増大し、経営が圧迫されているため。公聴会などを経て政府が認可する本格改定。政府は安易な値上げに慎重な姿勢。


日立と三菱重が経営統合否定

 経営統合が報じられた日立製作所の川村隆会長と三菱重工業の大宮英明社長が31日、名古屋市内のホテルで行われた経団連と東海地方の経済界との懇談会で顔をそろえた。両社のトップが公の場に登場するのは8月上旬、両社の経営統合が報じられて初めてだが、経営統合についてはそれぞれが明確に否定した。


失業率2カ月連続悪化

 政府が30日発表した7月の主要経済統計は、完全失業率が前月比0.1ポイント上昇し、2カ月連続で悪化。また1世帯当たりの消費支出も、実質で前年同月比2.1%減と5カ月連続で前年同期を下回るなど雇用や消費の弱さが目立った。円高の進行で生産拠点の海外移転が加速し雇用のさらなる悪化も懸念される。