こまつ座『キネマの天地』が25年ぶり待望の再演

20110907_cinema.jpg

谷古宇正彦

 こまつ座の『キネマの天地』が9月5日から新宿・紀伊國屋サザンシアターで上演中だ。同作は86年に公開された松竹大船撮影所50周年記念作品『キネマの天地』の続編として企画された舞台作品で、同年に日生劇場で井上ひさし作・演出で上演されたもの。25年ぶりの待望の再演となる。

 舞台は映画とは全くストーリーが違い、スター女優4人と監督、助監督、刑事役に扮する大部屋老役者の7人による、二幕構成の推理劇。今回は麻実れい、三田和代、秋山菜津子、大和田美帆が女優役で出演。作品と同様に各世代の実力派女優が豪華な競演を果たしている。

 10月1日まで紀伊國屋サザンシアターで上演。