“最後”のインディジャパンで琢磨は不完全燃焼
自動車のインディカー・シリーズ今季第15戦「インディジャパン」は18日、栃木・ツインリンクもてぎのロードコース(1周4・801キロ)で26台が出走して63周の決勝を行い、ポールポジションから出たスコット・ディクソン(ニュージーランド=チップガナシ)が1時間56分41秒0107(平均時速約154・6キロ)で今季第11戦以来の2勝目、通算26勝目を挙げた。
シリーズ参戦している唯一の日本人、佐藤琢磨(KV)は10位。昨季までシリーズ参戦していた武藤英紀(SSM)は18位。
今回が“最後”の開催となったインディジャパンに、琢磨は「悔しい」と肩を落とした。車は終始「しっくりこなかった」ものの、序盤は10番手で上位陣に互して走行。しかし18周目に接触されて順位を下げると、6位まで浮上した終盤にはチームメートにぶつけられ、またも順位を落とした。「あれがなければ、もう少し上げられたかも」と、不完全燃焼の結果を悔やんだ。