ベッテル、ポール獲得で2年連続王座もほぼ確実

 自動車レースのF1シリーズ日本グランプリの公式予選が8日、三重・鈴鹿サーキットで行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジションを獲得した。2位はジェンソン・バトン(マクラーレン)で0.009秒及ばなかった。3位は、バトンのチームメイトのルイス・ハミルトン。

 ベッテルは7日のフリー走行で車体の一部を破損。マシンをどうにか調整し、公式予選には臨んだが、チームも今グランプリでのポールポジションは期待していなかったよう。予選3回目の終了間際のタイムアタックで、ベッテルが最も速いタイムを叩き出すと、拍手をしたり抱き合ったり大喜びだった。

 ポイントランキングでは2位のバトンに決定的な差をつけているベッテル。2年連続のチャンピオンの座もほぼ確実だ。「今夜は2年連続チャンピオンになる前の最後の夜になりそうだが、どう過ごす?」という問いかけに対して、ベッテルは、「自分はそう見ていない。いつものように朝起きて、いいレースをしたいね」とコメントした。