女子ゴルフ2008年の賞金女王・古閑が引退

 今季限りでの引退を表明している女子ゴルフの古閑美保(29)が5日、SANKYOレディースが開催される群馬・吉井CCで記者会見し、「手首痛と(師匠の)清元登子先生が病気で倒れ、がむしゃらに練習できず、限界を感じるようになった」と理由を語った。

 2008年の賞金女王で通算12勝を挙げる古閑は、「30歳」を引退の目安に挙げていた。それが09年に左手首を痛めて以降、十分な練習ができず「練習をいっぱいやってここまで来られたので、自分に自信が持てない中でのゴルフに限界を感じた」と語った。春先から引退を考え始め、夏場に最終的に決断。両親、スポンサー、所属事務所の了解が取れたことで9月27日に引退を表明した。

 今季ツアーの残りには出場予定で「最後まで粘り強いプレーをみせたい」と意気込んだ。来年以降は「趣味を増やしたいし、スポーツキャスターなどにも挑戦してみたい」と話した。