史上初の無敗の三冠馬シンボリルドルフ死亡

 中央競馬で史上初めて無敗の三冠馬となり、「皇帝」の愛称で親しまれたシンボリルドルフが4日午前3時、余生を送っていた千葉県成田市のシンボリ牧場で死んだ。30歳で、人間で言えば100歳前後にあたる。

 シンボリルドルフは野平祐二調教師(故人)、岡部幸雄騎手とのコンビで昭和59年に皐月賞、日本ダービー、菊花賞のクラシック3レースを制覇。デビューから無傷の8戦8勝で史上4頭目の三冠馬に輝いた。その後も同年暮れの有馬記念、60年は天皇賞・春、ジャパンカップ、有馬記念と勝利を重ねてGI7勝(最多タイ)を挙げ、史上最強馬と呼ばれた。