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最高裁が「混合診療禁止は適法」

 高度な先端医療などの保険外診療を通常の保険診療と併用する「混合診療」を受けると、保険診療分を含め全額が患者負担になるのは違法として、がん患者の男性が保険適用の確認を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷は25日、混合診療の禁止は適法との初判断を示し、患者側の上告を棄却した。


カダフィ大佐 砂漠に埋葬

 リビアの反カダフィ派部隊は20日、カダフィ派の最後の拠点である中部シルトを制圧。カダフィ大佐は、シルト市内の使われていない下水管の中に潜んでいたところを発見され、撃たれて重傷を負い、病院に運ばれる途中で死亡した。大佐の遺体は25日早朝、埋葬された。埋葬場所は砂漠とみられ、極秘にされている。


木村元会長が起訴内容認める

 経営破綻した日本振興銀行の検査妨害事件で銀行法違反(検査忌避)の罪に問われた元会長、木村剛被告(49)の初公判が25日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で開かれた。木村被告は起訴内容を大筋で認めた上で、「事細かに指示したということはありません」と述べ、関与の度合いについては争う姿勢を示した。


「すき家」に抜き打ち防犯調査

 強盗事件が相次ぎ、防犯体制の不備が指摘された牛丼チェーン店「すき家」に対し、警察庁は全国一斉の抜き打ち防犯調査を行った。25日夜から26日朝までの間、各都道府県警の制服警察官がパトカーで店に行き、店内に立ち入って防犯体制の調査や指導を行った。すき家側に調査は知らせなかった。


ウィキリークス活動停止へ

 内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサーンジ容疑者は24日、米大手銀行やクレジットカード会社の取引停止措置により資金不足に陥ったとして、年末までに改善されない場合、文書公開活動を一時停止すると発表した。バンク・オブ・アメリカなどは昨年12月、取引を一斉に停止していた。


大阪知事選 郷原氏は出馬難色

 大阪府の橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」は23日、橋下知事の辞職に伴う出直し府知事選に府議で同会幹事長の松井一郎氏を擁立することを決めた。橋下知事の大阪市長選へのくら替え出馬も決めた。民主党大阪府連から出馬要請を受けていた郷原信郎氏は24日、要請を断る考えを明らかにした。


オリンパス会長兼社長が辞任

 解任された英国人の元社長が不透明な資金の流れを指摘し、経営が混乱しているオリンパスは26日、菊川剛会長兼社長が代表権のない取締役に退き、高山修一専務執行役員が社長に昇格する人事を発表。同日付で実施した。元社長の解任後、市場の不信を招き、株価が急落したことの責任を明確化するのが狙い。


日本人初の減少1億2535万人

 総務省が26日発表した昨年10月実施の平成22年国勢調査の確定値によると、日本人の人口は1億2535万8854人と前回調査(17年)に比べ37万1000人減少、外国人と分けて集計を始めた昭和45年以来初のマイナス。外国人人口は164万8000人で、5.9%増と過去最高。国籍別では「中国」が「韓国・朝鮮」を上回った。


バンコク 王宮前も冠水

 タイの洪水被害は26日、首都バンコクの中枢地域にも及び、王宮前広場周辺は同日夕、10〜20センチ冠水した。バンコク中心部を流れるチャオプラヤ川の水位も上昇を続け、スクムパン知事はバンコク全域の住民に警戒を指示した。バンコクの日本人学校は臨時休校を11月14日まで延長することを決めた。


タイ洪水で10万台超減産

 タイの洪水で、現地の日系自動車メーカーの10月の減産規模が10万台を超えることが26日、わかった。さらにタイから部品供給が途絶えることで、日本やアジア各国でも減産を余儀なくされ、総計は12万台規模に及ぶもようだ。最も減産台数が多いのはトヨタ自動車。合計5万5000台規模になるとみられる。