彩吹真央 タンゴで「“女性らしさ”を学んだ」
彩吹真央が主演するショー『ロコへのバラード』が17日、東京グローブ座で幕を開けた。アルゼンチンタンゴのダンスと、バンドによる演奏、歌、芝居で構成され、アルゼンチンタンゴの魅力を体感できるショー。初日公演の前に行われた公開リハーサルで、彩吹は「アルゼンチンタンゴのダンサー、バレエダンサー、ミュージカル俳優、いろんな人たちが集まってできている作品。見どころが満載です」と、魅力を語った。
アルゼンチンのブエノスアイレスにある古い書店を舞台に展開するストーリー。空想好きな店員マリアが、現実と幻想の世界を行き来することで舞台は展開する。
宝塚歌劇団では男役スターとして活躍した彩吹は、セクシーなドレスで登場。「男性にリードされるのに慣れるところから始まりました。男役で培ったものを生かしながらも、男性に寄りかかってもいい部分など、“女性らしさ”の本質を学べた気がします」と話した。
音楽監督を務めるバンドネオン奏者の小松亮太は、「ミュージカルの世界で生きている人たちのすごさ、恐ろしさを知りました。さまざまな舞台でタンゴは取り上げられてきましたが、この作品こそ本当のタンゴ。責任を持ってやっていきたい」と、気合を入れなおしていた。
他出演に、アルゼンチンのタンゴダンス世界選手権で優勝したCHIZUKOをはじめ、中河内雅貴、宮菜穂子、西島千博、石井一孝ら。
27日まで同所で。大阪公演、金沢公演もある。詳細はHP(http://www.duncan.co.jp/web/stage/loco/)で。