「RISE 86」で吉本がS・ライト級王座2度目の防衛

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「RISE」の2012年開幕戦「RISE 86」が1月28日に水道橋の後楽園ホールで開催された。メーンではチャンピオンの吉本光志に左右田泰臣が挑戦する「RISEスーパーライト級タイトルマッチ」が行われ、3−0の判定で吉本が2度目の防衛に成功した。

 序盤から右のローキックで試合を組み立てる吉本だが、左右田の伸びるパンチになかなか踏み込めない展開が続く。しかし2R以降、吉本は距離を詰め、両者は激しく打ち合う。そして3Rになると吉本のヒザ蹴りが左右田のボディーをとらえ始める。徐々にスタミナを削られる左右田はパンチも単発に。一方の吉本は底なしのスタミナでローキックからのコンビネーション、ボディーへのヒザ蹴りで攻勢に出る。最終5Rはノンストップの打ち合いで会場をヒートアップさせた両者だったが、手数で勝った吉本が勝利を収めた。

 セミファイナルではバンタム級王者のKENJIがムエタイの実力者パジョンスック・ポー・プラムックと対戦。パジョンスックが2Rと3Rに組み付いてからのヒザ蹴りでレッドカードを受け、大差の判定でKENJIが王者の貫禄を見せた。