パナソニック 太陽光発電を活用する住宅用新システムを発表
『住宅用創蓄連携エネマシステム』を発表するパナソニック株式会社エコソリューションズ社の長榮周作社長
パナソニック株式会社エコソリューションズ社が23日、都内にて新製品発表会を行い、住宅用のエネルギーマネジメントシステム『住宅用創蓄連携エネマシステム』の発表と、トークショーを行った。
このシステムは、太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電システムをつなぐことで、非常時だけでなく通常時においても、効率よくクリーンエネルギーを最大限活用できるというもの。4.65kwhリチウムイオン蓄電池と、新開発のパワーステーションで構成されている。
蓄電池システム単独や太陽光発電システム単独の場合と違い、日中は太陽光で発電した電力を使用できる上、余剰電力は繰り返し充電可能。蓄えた電力は、日中の電力供給の安定化や夜間などに利用するか、売電することができる。また、照明器具や冷蔵庫など停電時に利用したいものをあらかじめ決めて分電の設定をしておくことで、停電してもコンセントを差し替えせずに使用可能。平常時の設定は、ライフスタイなどに合わせて“経済優先モード”“環境優先モード”“蓄電優先モード”から選択することができる。
同システム(リチウムイオン蓄電池とパワーステーション)の希望小売価格は税込・工事費別で189万円。3月21日より受注を開始する。今後、同社では住宅のエネルギーマネジメント分野にも力を入れる予定で、このシステムを完備した「パナホーム スマートシティ潮芦屋」を今年6月より分譲する。
『住宅用創蓄連携エネマシステム』は2月29日から開催される『PV EXPO 2012』(東京ビッグサイト)に出展予定。