三代目J Soul Brothers、さらに前へ

SPECIAL INTERVIEW

人気上昇中のダンス&ボーカルグループ、三代目J Soul Brothers(以下、三代目)が7日、ニューシングル『Go my way』をリリースする。アップテンポで前向きなこの曲は「今の三代目にぴったりな曲」。歌う、今市隆二と登坂広臣にインタビューした。

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 驚くべきレベルで精力的な活動を展開している三代目J Soul Brothers。2012年もその勢いは止まりそうもない。7日に、今年第1弾シングル『Go my way』をリリース。自分たちの道を突き進む。

 新曲はキラキラしたアップテンポなナンバー。次のステップを踏み出そうと高らかに歌い上げる。

今市隆二(以下、今市)「きらきらしていてカラフルで、登場感があるような曲、そしてかっこいいもの。そういうイメージで楽曲を探したんです」

登坂広臣(以下、登坂)「前のシングル『リフレイン』がしっとりしたバラードでしたし、リリースが春ということも決まっていたので、曲調はアップテンポで、さわやかさもほしい、と」

今市「この曲に決めたのは、キャッチーでありながら、感動できる部分もあって、自分たち2人が歌ったらどうなるのかっていうワクワク感があったからですね」

 新しい年に入って最初の仕事がこの曲のレコーディング。

今市「こういうタイプの曲って、これまでの三代目にはなかったタイプの曲なので、いろんなことを考えながら作業していきました。何よりもキラキラした感じをどうやって出そうって。とにかくリズムを意識して歌っていったんですけど、理想通りにいかないところもありました。だけど、そこは自分なりのキラキラ感が出るまで何度も歌いました」

 次のステージへ進もう、そう歌うこの曲は「今の三代目にぴったり」と、今市。それゆえ、気持ちも入れやすかったそう。

登坂「この前の『リフレイン』では自分たちがしたことがない経験を歌うという部分が大きくて、演じる要素が必要だったんですけど、この曲では今市が言ったように今の自分らにぴったりだし、伝えたいメッセージでもあるので、感情という部分での苦労はなかったです」

今市「これからもがんばろうじゃないですけど、自分たちの気持ちを自然な形で乗っけられました」

 いつもならば可能な限りパフォーマーもレコーディングに付き合うが、本作に関しては、2人だけで行った。その仕上がりに、最初のオーディエンスとなったパフォーマーは大喜びだったという。

登坂「めっちゃいいじゃん!って喜んでくれたんですよ。みんなでワクワクした曲でしたし、うれしい反応でした」

今市「すごく評判が良かったよね。これまでも、喜んでくれたんですけど、今までは何だったんだって心配しちゃうぐらい。キラキラ感も増したし、より三代目らしくなったとも言ってくれました」

 一方、カップリングでは、本格バラードに挑戦した。

今市「ピアノとストリングスで聞かすバラードで、よりヴォーカリストの声が引き立つ感じ。叫ぶというか、声を張って切なさを届けるのではなくて、優しい感じで続いていく切ない曲で、ずっと目を閉じて歌ってましたね」

登坂「難しかったです......すごく想像がかき立てられる曲でその部分を膨らませて表現していく感じ。こういう感じは得意ではないのですが、あえて挑戦したことで、得る部分も多かったですね」

 以前本紙とのインタビューで、ヴォーカルの責任について語った。CDというスタイルでは、自然とヴォーカルが前面に立つ。最初のオーディエンスとなるパフォーマーに歓迎されれば、その責任も果たしたと言えるのでは?

登坂「そういう実感はないです。三代目は、『Go my way』のメッセージと同様、常に先へ先へ考えているグループなんで、今ももう次のシングルはこういうので行きたいね、なんてアイデアが行き交ってる状態なんですよ。だから、1つの作品を完成させて一つやり遂げたっていう意識を持たない。ずっと続いてるんです」

今市「作品ごとにどうだっていうのはほとんど考えないんじゃないかなと思います。もっと先を見ている。もっといい曲、もっとすごいライブを届けるんだって、先へ先へ行くように心がけています」

 本作をリリースすると、4月にスタートするEXILEのツアー『EXILE TRIBE』への本格的な準備が始まる。

登坂「NAOKIさんが戻ってくるんで(発達性脊柱管狭窄症の治療のため現在、活動制限中)、すごくなるというか感動的なものになりそうです」

今市「今いろいろな場所でパフォーマンスをさせていただくときに、NAOKIさんの存在の大きさを改めて思い知らされているところなんです。やっぱりいないとしっくりこないというか。早く戻ってきてほしいと思ってるんです」

 NAOKIはNAOKIでそこにいられないことを悔しがっているかも。再び7人が同じステージに立ったとき、アップデートされ、パワーアップした三代目が見られそうだ。

(本紙・酒井紫野)

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New Single『Go my way』

rhythm zone から3月7日(水)発売。CD+DVD(写真左)1890円、CDのみ1050円(税込)。CD+DVDにはタイトルトラックのミュージッククリップを収録。詳細は、公式オフィシャルモバイルサイト(http://tribe-m.jp