侍ジャパンが初陣飾る

 今年から常設されたプロ野球日本代表チームの「侍ジャパン」の初戦となった「プロ野球東日本大震災復興支援試合 日本代表vs台湾代表」が10日、東京ドームで開催され、日本代表が9−2で台湾代表を破った。

 先発の楽天の田中は初回に台湾の2番・潘武雄に外角高めの直球を左翼席へと運ばれたた。「もっと慎重に入ればよかった。いきなり本塁打を打たれて悔しいし、情けない」と表情は晴れなかった。それでもその後は、最速147キロを記録するなど2回を1失点で終えた。

 ホームランを放った広島の栗原は「東北出身の自分としては、人一倍この試合に懸ける思いが強かった。最高の結果が出せた」と満足げに笑った。