東京国際アニメフェア2012で東商が五輪招致をPR

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(写真下段・左)外国人にもアピール (写真下段・右)手書きの応援メッセージの数々

 3月22~25日に東京ビッグサイトで「東京国際アニメフェア2012」が開催された。このアニメーションの「見本市」ともいえるイベントにはアニメーションに関連する216の会社や個人が出展していたのだが、そんななか、東京商工会議所が「2020年オリンピック・パラリンピック招致PR」のブースを出展した。

 アニメの祭典でオリンピック招致。一見ミスマッチのようにも思えるが、そこには深い戦略があった。

 東商の2020年オリンピック招致担当の清水さんによると「もともとスポーツに興味のある方はオリンピック招致に賛成の方は多いと思うんですが、層が違うところにPRすることで、広く招致運動のことを知ってもらいたいなと思いまして、出展させていただきました」とのこと。

 確かにオリンピックと距離が遠そうな人たちの掘り起こしには効果がありそうだ。最初のうちは「なぜここにこんなブースが?」とけげんそうに通り過ぎていた人たちも、初音ミクを表紙とした弊紙の特別版の配布を始めると少しずつ人が集まり始める。いわばアウェーの場だが、着実にオリンピック招致をアピールできているようだ。

 今後も東商はさまざまな企画で五輪招致のアピールを続けていくという。

「4月以降は渋谷のヒカリエやスカイツリーがオープンします。東京駅の改修工事も終わりますね。そういった時期に合わせて、何らかの形でPRのイベントを開催できたらな、と思っています」