薄氏失脚 妻は殺人容疑で送致
中国共産党中央に重慶市党委員会書記を解任され、党機関の調査を受けていた薄煕来氏(62)の党中央政治局員と党中央委員の職務が停止された。また公安当局は重慶での英国人実業家の不審死に関連し、薄氏の妻で弁護士事務所を開業している谷開来氏らを殺人容疑で司法機関に送致した。
ソニー最終赤字5200億円
ソニーは10日、平成24年3月期の連結最終赤字が、2月時点の予想の2200億円から大きく拡大し、5200億円になる見通しだと発表した。最終赤字は7年3月期の2933億円を上回り、過去最悪。同期決算ではパナソニックも7800億円の最終赤字を見込み、国内家電メーカーは総崩れ状態になった。
正日氏は「永遠の総書記」
北朝鮮の朝鮮労働党代表者会が11日、平壌で開かれ、昨年12月に死去した金正日氏を「永遠の総書記」とすることを決定、後継者の金正恩氏は新設の党最高位である党第1書記に就任した。金正恩氏は、すでに朝鮮人民軍最高司令官のポストも得ており、名実共に北朝鮮の最高指導者となった。
世論に逆行 赤坂議員宿舎値下げ
衆院議員や家族らが入居する東京都港区の赤坂議員宿舎の月額使用料(9万2127円)が4月から8万4291円に改定され、約8000円引き下げられたことが11日、分かった。赤坂宿舎の家賃は周辺相場の約5分の1。政府の消費税増税方針を受けて「まず議員が身を削るべきだ」との世論が高まる中、逆行した措置。
東京都が東電筆頭株主に
東京都が、東京電力の筆頭株主に3月期末で浮上した。平成23年9月末時点では第3位だったが、筆頭株主の第一生命保険と第2位の日本生命保険が株を売却したとみられる。電気料金値上げなどをめぐって東電の経営改革を厳しく迫ってきたが、筆頭株主となったことで、一層圧力を強めそうだ。