柔道女子48キロ級は福見が初の五輪代表

 ロンドン五輪代表最終選考会を兼ねた「全日本選抜体重別柔道」が12~13日に行われた。女子48キロ級は福見友子が2年ぶり4度目の優勝を果たし、競技終了後の全日本柔道連盟強化委員会で初の五輪代表に選ばれた。ライバルと目されていた浅見八瑠奈が1回戦で高校生の岡本理帆にまさかの判定負け。福見は1回戦、準決勝と一本勝ち。決勝は延長になだれ込んだものの、浅見を破った岡本を制し、3-0の旗判定で勝利を収めた。 「ここ1週間、緊張で寝付けなかった」という浅見と、2年続けて世界女王の座を浅見に譲り「自分は挑戦者。何度も崖っぷちを味わってきた」と捨て身で臨んだ福見、2人の明暗が分かれた。  男子100キロ超級は世界ランキングによる五輪出場資格(上位22位)のない七戸龍が優勝、鈴木桂治は1回戦で敗れた。決勝で七戸に敗れた上川大樹が代表となった。