劇団☆新感線『シレンとラギ』いよいよ東京に!

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 藤原竜也と永作博美がW主演する、劇団☆新感線の舞台『シレンとラギ』の東京公演が24日、青山劇場で、幕を開ける。感動や驚き、派手な殺陣、そしてちょっとした笑いも含まれた見ごたえのある作品で、同劇団の他作品と同じように、チケット争奪戦が繰り広げられている。

 23日には公開げいこが行われ、その前に藤原、永作ら主要キャストが会見。藤原は「大阪で3週間(公演を)やってきたので、東京では、より完成度の高いものを皆さんにお届けできると思います」と、確かな手ごたえを得た表情だった。

 3月に行われた制作会見で、20年前に同劇団の公演に参加したことで女優開眼したというエピソードを語った永作は、稽古そして大阪公演と充実した日々を送っているよう。会見でも、「次の目標を何にしようかと思うほどです。前回の参加した時とは劇場の大きさもお客さんの多さも違いますが、とても楽しい」とコメントした。

 カンパニーすべてが楽しんでいるようだが、同劇団に初出演の高橋克実は少し違うよう。「(失敗があると)減点されるルールがあって、結構やらかしてしまっています......。大阪公演では衣装のズボンを履かずに出て、けっこうな減点」。クールで畏怖感のある役どころだけに、反省しきりだった。

 舞台は、2つの王国の陰謀と因果に翻弄される主人公、彼らを取り巻く人々の愛憎が入り組む人間ドラマ。先の制作会見で、「国盗り物語。恋愛ストーリーの要素もあって新感線にはない生々しい部分もある」と説明があったが、その説明通りの舞台になっている。

 古田新太は「大阪公演では6~7割の方に喜んでもらったようですので、今後も6~7割の方に喜んでもらえれば」と、PR。7月2日まで同所で。詳細はオフィシャルサイト(http://www.shiren-to-ragi.com/)で。