修斗世界ウェルター級戦で弘中が初防衛に成功

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弘中の強烈なパンチがジニスの顔面を襲う(撮影・蔦野裕)

「プロフェッショナル修斗公式戦~東日本大震災復興支援チャリティ~」が18日、水道橋の後楽園ホールで開催された。  メーンでは世界ウェルター級王者・弘中邦佳が世界同級5位のジョヴァニ・ジニスを1R4分5秒、KOで破り初防衛を果たした。キックボクシングをバックボーンに持つジニスの打撃を警戒し、序盤こそ攻めあぐねた弘中だったが、ジニスのパンチの連打をかいくぐるやタックルでテイクダウン。下からヒールホールドを狙ったジニスだったが、弘中はかまわずパウンドを落とし続け、レフェリーがストップをかけた。  セミファイナルは世界王者の岡嵜康悦に環太平洋王者の扇久保博正が挑戦するフェザー級戦。両者は2009年に環太平洋王座決定戦で対戦。そのときは岡嵜が右フックでKO勝ちを収めている。しかしこの日は、扇久保が素早いタックルでテイクダウンするやグラウンドを制し、3R3分32秒、スリーパーホールドで一本勝ちを収めた。  フェザー級は超新星・堀口恭司が虎視眈々とベルトを狙う。扇久保は「半年くらい休みたいですけど、そのあとに堀口選手とやります」と対戦をアピール。  その堀口は7月16日の後楽園大会で、元パンクラス王者の井上学との対戦が発表された。