サッカー・トゥーロン国際でU-23代表1次リーグ敗退

 原則23歳以下で行われるサッカー男子の国際大会「トゥーロン国際」に臨んだU-23(23歳以下)日本代表は27日、1次リーグA組第3戦でロンドン五輪出場国のエジプトと対戦し2-3で敗れた。1次リーグを終えた日本はグループ最下位で、準決勝以降に進む上位2チームに入れなかった。A組はオランダが2勝1敗の勝ち点6、トルコとエジプトが1勝1分け1敗の勝ち点4、日本が1勝2敗の勝ち点3で1次リーグを終えた。  前後半各40分で行われた試合で、日本は好機を作りながらも前半31分と同37分にセットプレーから失点。後半1分、8分に宇佐美(バイエルン・ミュンヘン)のゴールで追いつき、その後も優勢に試合を進めたが、同33分にまたしてもセットプレーから勝ち越し点を献上した。  今大会では日本は3試合で7失点。エジプト戦でも、以前と同じような失点シーンが繰り返された。0-1の前半37分、FKが左サイドにこぼれてからクロスを上げられ、モハセンに押し込まれる。後半33分の決勝点も左サイドのFKを中央でスーリマンに頭で合わせられた。  先制点につながる間接FKを与えたのもサイド突破がきっかけ。トルコ戦とオランダ戦の計4失点もサイドを崩されたのが原因だ。  弱点を洗い出せたのは強豪との実戦を経験できたから。それだからこそ、1次リーグ敗退により、もう2試合を戦えなくなった意味は重い。関塚監督が「5試合やりたかった」と嘆いたように、ロンドン五輪に向けては悔やんでも悔やみきれない早期敗退となった。