全日空とエアアジアの合弁会社、エアアジア・ジャパンが30日、都内にて会見を行い、8月から就航する国内3路線の運賃を発表した。成田間の各片道最低運賃は、8月1日就航の新千歳で4580円、福岡で5180円。3日就航の那覇では6680円となる(支払手数料は別途)。登壇した岩片和行社長は「これまで飛行機は特別な人のための特別な乗り物でした。これからは、バスや電車と同じ感覚で飛行機に乗ることができる時代です」と語った。また、岩片社長は「安心安全に一切手を抜くつもりはない」と、大手航空会社と同様の安全基準を守るエアアジアの安全性もアピールした。エアアジアのトニー・フェルナンデスCEOも海外観光客の日本国内移動など、需要の広がりに期待を寄せた。会見では、就航記念特別運賃として31日午前0時より限定1万席を5円で販売すると発表されたが、予定より早く、31日10時の時点で完売が確認された。