(Photo/AFLO)
「2014 FIFA ワールドカップブラジル」のアジア最終予選が3日始まった。最終予選は10チームが2組に分かれて争い、2位以内に入れば本大会に進出。3位なら5位決定戦でA組3位と対戦し、勝てば大陸間プレーオフに進む。
この日、埼玉スタジアムにオマーンを迎え撃った日本は3-0で快勝した。
前半11分、左サイドを細かいパス回しで突破した日本は長友が上げたクロスに本田がドンピシャのタイミングで左ボレーを決めて先制。後半6分には本田、香川とつないだパスを前田が角度のないところから左ポストに当ててゴールを決める。かさにかかって攻める日本はその3分後、本田のシュートをGKがはじいたところを岡崎がシュート。一度は阻まれるものの、足元に戻ってきたボールをもう一度右足で振り抜き3点目をあげた。
本田、香川、長友が揃った左サイドは抜群のコンビネーションで再三チャンスを演出。香川は得点こそなかったものの、激しいマークのなか絶妙なラストパスを連発した。オマーンがその左サイドを警戒するあまり右サイドのケアがおろそかになると、内田、岡崎が何度も攻め上がる。前田をはじめ前線からのプレスも効果的で、オマーンは終盤ボールをキープしても日本FW陣の前でパスを回すことしかできなかった。
シュート数は日本の17本に対し、オマーンは1本だった。
試合後、ザッケローニ監督は「思い描いていた通りのゲーム。出場した14人全員の内容をほめたい」と納得の表情を見せた。
なおこの日の入場者数は6万3551人。同スタジアムの開業以来の新記録となった。