妻夫木、武井と密着「感じない」に、武井「さみしい」
映画『愛と誠』のジャパンプレミアが13日、都内にて行われ、三池崇史監督と、俳優の妻夫木聡、武井咲、主題歌を手掛けた一青窈が登壇した。
冒頭、一青窈が主題歌「愛と誠のファンタジア」を披露。本作では妻夫木や武井らキャストの歌も見どころだが、一青窈の生歌を聞いて妻夫木は「やっぱりプロは違うよ」と苦笑していた。
梶原一騎・ながやす巧による昭和の名作を、斬新な表現で映画化した本作。三池監督が「最初は驚きより怒りが湧いてくるかと思うんですが、慣れますから」と言えば、妻夫木も「臭くなった絆創膏みたいな映画です。"もう1回かぎたくなる"みたいな(笑)」と自虐ピーアールで会場を笑わせた。
この日の午前中、三池監督と妻夫木は監督の母校・大阪常翔学園での上映イベントに出席。妻夫木は、高校生から「武井さんと密着するシーンでどう感じましたか」という質問をされタジタジになりながらも「演技なので何も感じません」と答えたというエピソードを披露。すると武井が「何も感じないと言われるのも寂しいものですね」とつぶやき、妻夫木はさらにタジタジに。
また監督と妻夫木は、出席できなかった武井に宛てて高校生たちが書いた500通の"ラブレター"をプレゼント。ところが武井がその中から手にとった1通を読みあげると「ファンではありませんが、とりあえず頑張って」。正直すぎる高校生のメッセージに会場は爆笑。武井は「本当にラブレターなんですか」と苦笑しつつも「ファンの方も、そうではない方もいましたが(笑)、皆さんにこの映画を愛していただけたらうれしいです」と、しっかりしたコメントをし、会場から拍手を贈られていた。映画は6月16日より全国公開。