ニコ超最終赤字約4億7000万「次はもっと上手に」
ドワンゴおよびニワンゴが18日、六本木のニコファーレにて『ニコニコちょうかいぎ発表会』を行い、ドワンゴの川上量生会長と夏野剛取締役が登壇。4月に開催されたイベント『ニコニコ超会議』の最終赤字が4億7081万25円だったことを報告した。
実は、当初の想定では赤字額は1億円程度だったという。川上会長は「こういったイベントが初めてだったので何にいくらかかるか把握しておらず、あれもこれもとやっているうちにこうなった」と明かしたが、夏野取締役は「メディアにあれだけ取り上げられるとは思っていなかった。これを機にニコニコ動画のことを知ったという経営層も増えた。また他の展示ショーを超える入場客数を記録したことも今後につながってくる」と、メリットも大きかったことを語った。
赤字額は膨大だったが手ごたえは大きかったようで、今夏には八頭町(鳥取県)や八丈島(東京)など5つの町をめぐる「ニコニコ町会議 全国ツアー2012」を開催。こちらは、各町の夏祭りと連動する、『ニコニコ超会議』の縮小版といえるイベント。さらに2013年には、4月27、28日に幕張メッセで『ニコニコ超会議2(たぶん)』の開催を予定していることを発表。川上会長は「次回からはもう少し計画性をもって上手にやっていけるのでは」と意欲を見せていた。
(写真:夏野剛取締役)