U−20女子ワールドカップで優勝狙うヤングなでしこ
サッカーのU−20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)が19日に開幕した。この大会は、東日本大震災の復興支援の目的もあり、国際サッカー連盟(FIFA)が日本開催を要請したもの。16カ国が4グループに分かれグループステージを戦い、上位2チームがセカンドステージ(決勝トーナメント)へ進出する。
日本は宮城スタジアムで19日にメキシコ、22日にニュージーランドと対戦、26日に東京・国立競技場でスイスと戦う。
ロンドン五輪ではなでしこジャパンは銀メダルを獲得。悲願の金メダル獲得には一歩届かなかったが、王者の貫禄を見せた。その妹分であるU−20日本女子代表(ヤングなでしこ)も狙うは当然「優勝」の二文字だ。大会前の壮行試合が福島県のあづま総合運動公園で開催されたのだが、おせじにも交通の便がいいとはいえない会場に8149人の観客が駆けつけ、関心の高さをうかがわせた。
また世界中の女子サッカー人口の増加を目指すFIFAは現在「LIVE YOUR GOALS−それぞれの夢(ゴール)を生きる−」と名づけたキャンペーンを実施中。今大会中も日本サッカー協会とともに開催。各会場で元代表コーチや現役の代表選手による女子だけのサッカー教室など、さまざまなプログラムが予定されている。
日本における女子サッカーの発展という意味でも、ヤングなでしこには負けられない大会となる。