『FIFA U−20 女子ワールドカップ ジャパン 2012』熱戦展開中
ロンドン五輪の興奮冷めやらぬなか、日本で世界が注目するスポーツイベントが開催中だ。
それはサッカー女子の20歳以下の世界一を決める『FIFA U−20 女子ワールドカップ ジャパン 2012』。女子では日本で初めて開催される国際サッカー連盟(FIFA)主催の大会だ。
この大会は、東日本大震災の復興支援の目的もあり、FIFAが日本開催を要請したもので、19日に仙台の宮城スタジアムと埼玉の駒場スタジアムで開幕。16カ国が4グループに分かれグループステージを戦い、上位2チームがセカンドステージ(決勝トーナメント)へ進出する。
ロンドン五輪で銀メダルを獲得したなでしこジャパンの妹分であることから「ヤングなでしこ」といわれるU−20日本女子代表。
A組のヤングなでしこは宮城でグループリーグ2試合を戦い、19日のメキシコ戦では前半、MF柴田(浦和)のゴールで先制。後半にはMF猶本(浦和)と途中出場したFW横山(岡山湯郷)、MF田中陽(INAC神戸)の2010年U−17女子W杯準優勝メンバーが得点を重ね、4−1で大勝した。22日のニュージーランド戦は2点を先行されたものの、前半37分に田中陽が1点を返し、後半26分には道上(宮城・常盤木学園高)のゴールで追いつきドローだった。
ヤングなでしこはもちろん、各国とも、3年後の女子W杯、4年後のリオ五輪では今大会に出場した選手たちが主力としてピッチに立つことだろう。将来のスター選手を生で見るチャンスであり、彼女たちの成長を追うという視点で試合を見るのも面白い。
決勝トーナメントは30日から国立競技場と駒場スタジアムでスタート。国立競技場で4日に準決勝、8日に決勝が行われる。さて、優勝の栄光をつかみ取るのはどのチームなのか!?