森山未來が性転換に失敗したロックシンガー熱演!
森山未來が主演するロックミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が8月29日、Shibuya O-eastにて開幕。初日公演の本番前に行われたゲネプロでプロローグ部分が公開され、ヘドウィグ役の森山とイツァーク役の後藤まりこが「Tear Me down/わたしを引き裂いて」「Origin of Love/愛のはじまり」の2曲を披露した。
愛と自由を手に入れるため性転換手術を受けたものの、手術の失敗によって股間に“アングリーインチ(怒りの1インチ)”が残ってしまったロックシンガー・ヘドウィグの物語。本作ではオリジナル版の時代や場所の設定を一新、震災から数十年がたった近未来の日本が舞台となる。
ミュージカルというよりライブステージのような舞台に降り立った森山は「会場の周りはラブホテルだらけでしょ。ここで1日にどれだけのカップルがやってるか、そこのカメラマンさん知ってる?」と、アドリブを交えた下ネタトークで笑わせたかと思いきや、見事な歌唱力で白熱の“ライブ”を披露。終始“森山版ヘドウィグ”の存在感で報道陣を圧倒した。
演出は『モテキ』で森山とタッグを組んだ大根仁。スガシカオが劇中劇の訳詞を務めるほか、『SR サイタマノラッパー』『モテキ』の岩崎太整が音楽監督として参加する。三上博史、山本耕史に続いてヘドウィグを演じる森山の、新たなヘドウィグ像に注目が集まりそうだ。
東京公演は9月10日まで同所で。ツアーファイナルは9月28日から30日までZepp DiverCity Tokyoで。