開催都市決定1年前記念イベントにロンドン五輪金メダリスト登場

「2020年オリンピック・パラリンピック開催都市決定1年前記念イベント」が7日、有楽町の東商ホールで開催された。
 イベントには、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会会長で東京都知事の石原慎太郎氏、招致委員会理事長で日本オリンピック委員会会長の竹田恆和氏、招致委員会評議会副会長の森喜朗氏らが登壇。あいさつで石原氏は「国家として、民族としての活力を取り戻すために五輪は必要不可欠」、竹田氏は「銀座でのパレードに約50万人もの人が集まり感謝している。この勢いを2020年につなげていきたい」とともに意気込みを語った。森氏は「2016年の敗因は国内の支持率の低さ」という認識を示したうえで、銀座のパレードについても「見えない人がたくさんいた。1丁目から8丁目まで行ったけど、Uターンするような発想はなかったのか?」とご意見番的な発想で意見を述べた。
 そして、開催都市決定までの日数を刻む「カウントダウンオブジェ」が披露された。このオブジェは渋谷、新宿、東京の各駅に設置されるという。
 後半はロンドン五輪で金メダルを獲得した男子レスリングの米満達弘、女子レスリングの小原日登美、女子柔道の松本薫、ボクシングの村田諒太らオリンピアン・パラリンピアンによるトークショー。
「2020年に東京でオリンピックが開催されたら、“出たい”という思いが再燃しそうで怖い」(村田)、「各都道府県にオリンピアンのOBやOGに行ってもらって各地で一斉にスポーツ教室をやるようなイベントができれば」(2004年アテネ五輪・競泳金メダリストの柴田亜衣さん)、「説明抜きで競技を見てもらいた」(パラリンピアンの成田真由美さん)などと2020年に向けて競技者目線でさまざまなコメントが飛び出した。
 2020年オリンピック・パラリンピック開催都市は来年9月7日のIOC総会で決定する。