cover SPECIAL INTERVIEW THE SECOND from EXILE COMING!

EXILEが放つ新ユニットデビュー直前インタビュー

国民的ダンス&ボーカルグループにして、今や社会的なムーヴメントとなったEXILEから新たなユニット、THE SECOND from EXILEがデビューする。メンバーは、KENCHI、KEIJI、TETSUYA、NESMITH、そしてSHOKICHIの5名。EXILE以前は、二代目J Soul Brothersだったメンバーだ。再び新たなスタートを切ることになった彼らにインタビューした。

チャンスをもらって心の扉が開いた

 EXILE一族がさらにパワーアップする。7日に新ユニット、THE SECOND from EXILE(以下、THE SECOND)がデビュー。彼ら独自の新しいエンターテインメントを発信していく。

 メンバーはもともと二代目J Soul Brothersとして活動していた顔ぶれ。現在、EXILEと三代目J Soul Brothersのリーダーを兼任するNAOTOとNAOKIを加えた7人で、2009年にメジャーデビューするも、その直後にEXILEにグループごと電撃加入。それから、4年。喝采と声援を全身で受け止めながら、パフォーマー、そしてボーカリストとして、EXILEそしてEXILE一族を盛り上げるために動いてきた。

 EXILE一族が拡大するなかで、新ユニットの誕生は必然だった。結成・デビューの決定こそ、EXILEのリーダーであるHIROが下したが、後にTHE SECONDとなる5人のなかでは話し合いをするでもなく、個々にそうした想いが湧きあがっていたようだ。そのアイデアが動きだしたのが、今からちょうど1年前のこと。

「HIROさんと個別の面談をしたんです。メンバーそれぞれが、今後どうしていきたいのか、何をしたいのかを話すというものなんですが、そこで自分はまた新しいものを作っていきたいという話をしたんです。去年、二代目 VS 三代目でアリーナツアーをしました。そのあと三代目は三代目として大きくなっていきましたけど、自分はあのライブで手にした勢いをもっと世の中に知ってほしいと思ったんです。だからこそ新しい何かをやりたい、と。グループとしてではなく、個人的なレベルでの話ではあったんですけどね」(KEIJI)

「面談では、自分を含めて、それぞれがいろんなアイデアを出していたんだろうと思います。みんなの考えや、EXILEの変化とともに、一族も多くなって、EXILEのいう名前の下でそれぞれが活躍できる場所も生まれた状況もあった上で、HIROさんの5人でやってみたらどうかっていう提案だったんじゃないかなと思います。そのあと、5人でパフォーマンスする機会があって、HIROさんもそれを見てくれて。この5人で新たなエンターテインメントができるって思ってくれたんでしょうね。ライブが終わったら、『曲も作ってデビューしちゃったらどう?』って 」(KENCHI)。

 EXILEとは違った別の何か、自分たちだからできるエンターテインメントができる。5人の気持ちは高揚した。

「すごい興奮しましたね」と、SHOKICHI。TETSUYAも「とにかくワクワクしました。EXILE TRIBEとしても、一人のパフォーマーとしても新しい可能性の広がりを感じました」とその時の高ぶりを隠さない。

 というのも、ここに至るまで、彼らは険しい道を歩んできたからだ。

「いいことばかりじゃなくて、時には自分の存在意義も分からなくなったり、悔しい思いもしたり、いろんなことがありました。ただ、今になってみると、その分、人より心の学びが多かったと思うんです。だからこそ、貯めに貯め込んできたパワーと学んできたことを、いろんな人にメッセージにして届けたい。あれもこれも伝えたいって熱いものが浮かんだんですよね。心の扉がぶぁっと開いた感じでした」(SHOKICHI)

「そうだね。この4年間、EXILEの一方で、芝居にも挑戦させてもらってきました。後付けにはなりますが、きっとそれってTHE SECONDのための基礎づくりだったんだと思うんです」(KENCHI)

「EXILEでは、まわりにいるのはすごいパフォーマーばかりで吸収することも多かったし、パフォーマーに専念することで見ることができた景色もあったし。だからやっぱり、新ユニットのタイミングは今だったと思います。これが1年前だったら、できなかった」(NESMITH)

「自分たちの経験って、どんな仕事をしている人でも、どんな生き方をしていても、置き換えられることだと思うんですよ。だから、THE SECONDを通じて、僕たちの生き様をリアルに伝えることが、生きる力みたいになってくれたらうれしいですね」(SHOKICHI)

「この5人は、昔も今も常に新しい可能性を広げていく役割を持っていると思う」と、TETSUYA。気持ちの面でも、技術の面でも、機が熟した今、メンバーは新たな船出へとさらに意気込む。  

メンバー全員で踊る個性を生かしたシングル

 7日にリリースするデビューシングル『THINK‘BOUT IT!』は、アッパーなダンスチューンで構成した。テーマは「5人で踊れる曲」。

 タイトル曲は、映画『悪の教典』、そしてBeeTVで配信中のドラマ『悪の教典−序章−』の主題歌。「デビュー曲として、『悪の教典』の主題歌として、ど真ん中のドストライクではまった曲。一気に血が湧きました」と、TETSUYAは語る。

 主題歌の話は、デビュー曲を作ろうというタイミングでオファーがあった。その結果、映画・ドラマの世界観をしっかりと意識しつつも、THE SECONDの目指すエンターテインメントを、サウンドそしてメッセージの両面から反映した作品になっている。

「原作を読んでいたこともあって、歌詞をいただいたとき、『悪の教典』の主人公の姿を描くために言葉を選んでいただいているなという印象を持ちました。優しく手を差し伸べるというよりも気合を入れてくれる言葉が使われていて、僕らもこの曲に背中を押してもらっている感じです」(NESMITH)

「この曲は、二代目の時からお世話になっているT.Kuraさんとmichicoさんが手がけてくれた曲なんですよね。メンバー一人ひとりのことを分かってくれて書いてくれているなって思いますね」(KEIJI)

 タイトル曲を含め全4曲が“アゲ”。なかには、SHOKICHIが作詞、作曲にかかわった曲もある。

「バラードやミッド系の曲を入れる選択肢もあったんですけど、THE SECONDというユニットで発表するということだったり、僕らの勢いをいい形で見せること、貯めこんできたパワーを一番出しやすいこと、何よりも待っていてくれたファンの方々にこの熱い思いを伝えるのはどの曲だろうって考えていきました。その結果、アゲな4曲、それもただアゲじゃなくて、メッセージや思いが込められていて、じっくりと、それぞれの人生に重ね合わせながら考えられながら聞いてもらえる、意味のある曲が揃ったなと思います」(SHOKICHI)

「いろいろ試行錯誤があって…今回できなかった曲もたくさんあります。チャレンジしたいこともたくさんあって、実現もしている。ビデオクリップも含めて、このシングルで、これがTHE SECONDだというものを提示できたんじゃないかな。自分たちの攻撃的な部分というか力強さ……、というか全部出しますみたいな(笑)」(NESMITH)

 サウンドとしてはクラブフロアにより近いもの。EXILE TRIBEの他のグループと比べても、挑戦的なサウンドだ。

「そこはやはり、僕らがEXILEでもあるという強みだと思います。EXILEという母体があるから、アグレッシブに挑戦できるんです」(KENCHI)

 ダンスについても同じ。ビデオクリップを見ると一目瞭然で、自由さがあり、攻めている。

「自分たちの武器はヴォーカルもパフォーマー、そしてEXILE TRIBEでは最少の5人ということなので、そこをうまく生かしていきたいんです。あとは、いろんな意味でEXILEでのパフォーマンスより、さらに無理に挑戦してみる」と、TETSUYAは笑った。
「心に残るエンターテインメントを目指して、輝きたい」とメンバーは言う。「心の扉がぶぁっと開いた」彼らは、これからもさまざまなチャレンジをし、アグレッシブに攻めていくだろう。彼らのエンターテインメントが完成形に向かってどのように進んでいくのか楽しみだ。
(本紙・酒井紫野)

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デビューシングル『THINK 'BOUT IT!』11.7 リリース!

インタビューでメンバーが話してくれたことからも分かるが、デビューシングル『THINK 'BOUT IT!』は聞きごたえ、見ごたえ、感じごたえのある作品だ。 
 すべてアッパーなナンバーで構成されているものの、それぞれが異なるサウンドを取り入れたり、ラップ要素に挑戦してみたりと、攻めている。 
 もっとポジティブになって!とストレートにメッセージを届けるタイトルトラックでは、ポップネスとダンスサウンドを融合。『CHAOS』は、SH
OKICHIが作詞・作曲に携わった楽曲で、クラブアンセムに通じるインパクトのある楽曲になっている。一方、『ROCK STAR』は大地を踏みしめるようなビートが強烈な印象を残す曲。力強さを感じる拍手の入れ方やコーラスなど、ライブでは腕を高く掲げて盛り上がるナンバーになりそうだ。ラップ要素を取り入れたのは『CLAP YOUR HANDS』。イントロが始まった瞬間からアウトロが消えるまで、心拍数が暴れまくりそうなダンスチューンで、ライブでは盛り上がりのピークになるだろう。
 サウンド、歌、ダンスが組み合わせられて完成するのがTHE SECONDだが、KENCHIいわく、「今回のシングルはインストゥルメンタルだけでもかっこいい」。今回は、インストもしっかり聞いてみてほしい。
【CD+DVD】盤のDVDには、『THIN
K‘BOUT IT! 』のビデオクリップを収録。「EXILE以上に無理をしている」かもしれないダンスや、自由に踊る姿にも注目したい!

『THINK 'BOUT IT! 』
【CD+DVD】 1890円(税込)
【CD】1260円(税込)

【CD】1. THINK 'BOUT IT! 2. CHAOS 3. ROCK STAR 4. CLAP YOUR HANDS 5. THINK 'BOUT IT! (Instrumental) 6. CHAOS (Instrumental) 7. ROCK STAR (Instrumental) 8. CLAP YOUR HANDS (Instrumental)

【DVD】1. THINK 'BOUT IT! (Video Clip)


11.8 Girls Awardで初パフォーマンス決定!

 11月8日に国立代々木競技場第一体育館で開催される、日本最大級のファッション&音楽イベント「Girls Award 2012 AUTUMN/WINTER」に、THE SECOND from EXILEとして出演する。
 モデルによるファッションショーや人気アーティストがライブパフォーマンスを繰り広げるもので、THE SECONDもそのライブステージに登場する。
 この日は、THE SECOND from EXILEとして初めてのパフォーマンスとなる。それだけにメンバーも気合が入りまくっているはず。パワフルで熱気にあふれた彼らの雄姿を見届けて!

Girls Award 2012 AUTUMN/WINTER
【日時】11月8日(木)16時開場/17時開演
【会場】国立代々木競技場第一体育館
【料金】前売:一般自由席5500円、一般指定席7500 円(共に税込)
【URL】http://girls-award.com/http://girls-award.com/