修斗 注目のフェザー級戦「佐々木vs井上」はドロー
プロフェッショナル修斗の公式戦第12戦が11日、水道橋の後楽園ホールで開催された。セミファイナルでは佐々木憂流迦vs井上学のフェザー級注目の一戦が実現した。
現在、修斗のフェザー級は堀口恭司を中心に回る。堀口は昨年、修斗のパウンドフォーパウンドといわれた上田将勝に小差の判定で敗れたものの、あと一歩まで上田を追い込み、フェザー級の中心に躍り出た。その堀口の前に立ちはだかったのが初代バンタム級キングオブパンクラシスとの井上だった。2人は今年7月に対戦。判定で堀口が返り討ちにしたものの、終盤にはあわやの場面を演出するなど、井上も負けて強しの印象を残した。
一方の佐々木は2010年のライト級新人王。今年フェザー級に転向後、2試合連続一本勝ちを収め、フェザー級でもタイトルに手が届くところにやってきた。
グラップラー同士の対戦とあって試合はグラウンド中心に。井上がタックルからテイクダウンを狙えば、しのいだ佐々木は腕固め、スリーパーで一本を狙う。派手さはないものの、一瞬の油断が命取りになるかたずを飲む展開だ。
何度かテイクダウンを奪う井上だが、決定的な場面を作ることができない。佐々木は2Rに井上の背中に乗って得意のスリーパーであわやの場面を作るが、井上のしつこいタックルに手を焼き主導権を握れない。
結果はフルラウンド戦いジャッジの一人が佐々木を支持したものの、1-0のドローに終わった。