来年3月の「UFC JAPAN 2013」にヴァンダレイ・シウバ参戦
今年2月に現体制になってから初めて日本に上陸し、さいたまスーパーアリーナに超満員の観衆を集めたUFCが来年3月3日、再び日本にやってくる。13日には都内で会見が開かれ、一部対戦カードがUFCアジア・マネージングディレクターであるマーク・フィッシャー氏から発表された。
メーンではヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)がブライアン・スタン(アメリカ)と対戦する。PRIDEで活躍したシウバは「最後の試合は日本でやりたい」と発言している。この試合で引退するかは定かではないが、日本でのラストマッチとなることはほぼ間違いないだけに、日本のファンにとっては見逃せない戦いとなる。
対するスタンは東京の横田空軍基地生まれ。WECでの戴冠歴があり、MMAでの12勝のキャリアのうち9つのKO勝ちを誇るとあって、KO決着必至の戦いが期待される。
ダブルメーンイベントでは、ステファン「スカイスクレイパー」ストルーブとマーク ハントが対戦。K-1で活躍したハントは、現在UFCで3連勝中。ストルーブはUFC最大の213センチの大巨人。こちらも現在4連勝中で、そのうち2度の「サブミッション オブ ザ ナイト」と1度の「ファイト オブ ザ ナイト」を獲得している。この試合の勝者はヘビー級の王座に一歩も二歩も近づくだけに目が離せない一戦となる。
日本人では五味隆典がディエゴ・サンチェスと対戦。五味は昨年は2連敗を喫し崖っぷちへ立たされたものの、今年は日本大会に続き11月にも勝利をあげ、復活。サンチェスは「The Ultimate Fighter(TUF)」のファーストシーズンの勝者で、2戦連続でファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得。2009年にはBJペンの持つライト級王座に挑戦したこともある強者だ。
この試合はサンチェスが五味との対戦を要望し実現した。五味は「12月、1月はゆっくりしたかった」「この前の試合から休みが取れない」「忘年会とか楽しみたかった」とぼやきながらも「売られたケンカは買う、ということ」と静かに闘志をのぞかせた。
この日は他にも「シアー・バハドゥルザダ(アフガニスタン)vsキム・ドンヒョン(韓国)」「福田力(GRABAKA)vsブラッド・タバレス(アメリカ)」「水垣偉弥(シューティングジム八景)vsブライアン・キャラウェイ(アメリカ)」「徳留一樹(パラエストラ八王子/パンクラスライト級2位)vsクリスチアーノ・マルセロ(ブラジル)」「アレックス・カサレス(アメリカ)vsカン・ギョンホ(韓国)」の5試合が発表された。大会は全11試合の予定。