2012年ヒットアイテムPick up!!

 全国的に注目されたものから巷で大人気となったものまで、2012年のヒットアイテムをもう一度チェック! 来年も目を離せない、2012年のヒットアイテムをPick up!

57751.jpgLCC(ローコストキャリア)

 話題のLow-Cost Carrier、略してLCCが続々と日本就航を開始した2012年。格安航空会社とも呼ばれるLCCは、サービスを簡素化させるなどの効率化によって安い航空運賃を可能にしており、従来に比べるとはるかに安い価格に大きな注目が集まった。
 日本初の本格的LCCとして2012年3月1日に登場したのが、関西国際空港を拠点にするピーチ アビエーションの「Peach」。キュートなイメージカラーがインパクト満点で、これまでにないエアラインというイメージも浸透した。7月3日には「ジェットスター・ジャパン」が就航。成田国際空港を第一拠点とするジェットスターの登場で、関東圏の人もLCC利用頻度が増えることに。このLCC人気をさらに過熱させたのが、8 月1日に運航を開始した「エアアジア・ジャパン」。アジア最大のLCCとして知られるエアアジアが日本市場に乗り込んできたことは、大きな注目を集めた。エアアジア・ジャパンは、12月20日から国内線カウンターでの有人チェックインの手数料1000円を廃止しており、さらに利用しやすくなっている。


57709M.jpg東京スカイツリー

 高さ634メートル! 世界一高い自立式電波塔の東京スカイツリーを中心に、商業施設「東京ソラマチ」、オフィス棟、水族館、プラネタリウムなどからなる、東京スカイツリータウン。5月22日のグランドオープン前から東京の新ランドマークとして高い注目を集め、テレビ番組などでは”今日の東京スカイツリー”と毎日中継が行われたほど。開業以降もその期待は高まる一方で、東京スカイツリータウンとしては開業2カ月で通算来場者1000万人を突破、東京スカイツリーのみでも開業から72日目となる8月1日に来場者通算100万人を達成。その後も、来場者数を伸ばしている。
 東京スカイツリーおよび東京スカイツリータウンの魅力は、脈々とつながる伝統と先端技術を融合させた、新しいシンボルであり、ひとつの街であること。江戸の「粋」や「雅」をキーワードにしたライトアップはもちろん、展望台へのエレベーターも江戸を感じさせたり、ワクワク感を増大させる工夫がされている。「東京ソラマチ」には、観光のお土産、また普段の買い物にもフィットしたラインアップのショップを揃え、”記念”や”思い出”だけに終始しない、こだわりの限定アイテムのラインアップも来場者の興味を引いた。江戸と東京をつなぐ街として今後も熱い視線を集め続けそうだ。

東京スカイツリー【URL】http://www.tokyo-skytree.jp/


57753.jpgマルちゃん正麺

 今年の”おいしい袋麺”ブームの火付け役となった「マルちゃん正麺」。2011年11月7日に発売され、2012年11月5日の段階で累計出荷数2億食を記録する大ヒットとなった。販売元の東洋水産によると、発売当初は年間の売上目標を1億食としていたが、予想を上回る売れ行きにより、目標を倍の2億食に設定。製造ラインを増設し、8月には「塩味」を新発売するなどの展開で、発売から1年で目標を達成した。
 おいしさの秘密は、切り出した生の麺をそのまま乾燥させるという、特許出願中の新技術「生麺うまいまま製法」。乾燥麺でありながら生の麺本来の味となめらかでコシのある食感が楽しめる。種類は醤油味・味噌味・豚骨味・塩味の4種で、それぞれスープに合った麺を使用しているのも本格的。ちなみに一番売れているのは醤油味とのこと。
 人気により、一部では今も品薄状態が続いている「マルちゃん正麺」だが、今後、安定した商品供給態勢をさらに強化するため、製造ラインを現在の2ラインから3ラインに増設する予定。

【希望小売価格】5食パック・500円(税別)【URL】http://www.maruchanseimen.jp


57754.jpgLINE

 スマートフォンの普及とともに日々増加中のアプリ。家族や友達、さらには仕事仲間との会話でも「おすすめのアプリは何?」の質問はコミュニケーションの潤滑油の域を飛び越え、今ではあいさつのようになっている状況だ。
 そんななか、2012年に大ヒットしたのが「LINE」だ。友達や家族などお互いを登録している人同志なら、いつでもどこでも好きなだけ通話やメールが無料で楽しめるというコミュニケーションアプリで、その気軽さや手軽さでユーザー数は6000万超。日経トレンディ誌の「2012年ヒット商品ベスト30」でも、東京スカイツリーに次ぎ、第2位にランクインした。
 大ヒットの理由はその楽しさにある。さまざまな機能を搭載しているが、特に「スタンプ」という機能が人気だ。スタンプは、携帯電話の絵文字をさらに進化させたようなもので、イラストによってより表情豊かに相手とコミュニケーションを取ることができる。不思議な魅力のLINEオリジナルキャラクター、有名キャラクターなど無料&有料の「スタンプ」が多数揃っているため、新しい「スタンプ」を獲得したら送る、テキストメッセージは打たずにただ「スタンプ」を送りあって楽しんでいる人も多数。多くの企業もアカウントを開設し、無料でスタンプを配布するなど、PRに活用している。

LINE【URL】http://line.naver.jp/


57755.jpgメルセデス・ベンツ コネクション

 昨年、六本木にオープンした「メルセデス・ベンツ コネクション」は、カフェやレストランラウンジを中心としたメルセデス・ベンツ ブランドの情報発信拠点という、これまでにない斬新なスタイルで話題を呼び、オープン以降の入場者数は延べ83万人以上(2012年11月末時点)を記録。六本木の人気カフェラウンジとして定着した。
 もともと期間限定でのオープンだったが、好評により2013年1月18日に、場所を乃木坂に移し新装オープンすることが決定。リニューアル後のカジュアルダイニング「UPSTAIRS」では、ミシュラン2つ星シェフ・飯塚隆太氏がフードプロデュースを担当。2990円というリーズナブルな価格帯のコースやアラカルトなどで、本格フレンチを提供する。同じ六本木にある飯塚シェフのRESTAURA
NT Ryuzuは、今年「ミシュランガイド東京・横浜・湘南2013」で2つ星を獲得しているだけに、気軽にミシュランスターシェフの味を楽しめるダイニングとして人気を呼びそうだ。
 リニューアル後も、メルセデス・ベンツが発信する食、車、ライフスタイルなど、さまざまな情報に触れることができるスポットとして来年も注目だ。

※画像はイメージ図

【URL】http://www.mercedes-benz-connection.com/」 現在の店舗は、2F「UPSTAIRS」 がすでに営業終了、1F「DOWNSTAIRS COFFEE」および「GALLERY」は2013年1月14日に営業終了。


57756.jpg龍が如く5  夢、叶えし者

 12月6日に発売されたばかりのプレイステーション3ソフト『龍が如く5 夢、叶えし者』が、早くも国内出荷本数50万本を突破。全世界出荷本数累計600万本を超えるメガヒットシリーズの最新作として、発売前から大きな注目を集めていたタイトル。今後クリスマス、年末年始シーズン以降も売り上げを伸ばすことが予想され、このヒットは来年にかけて続きそうだ。公式サイトでは”大ヒット御礼”として「今回の50万本突破を通過点とし、今後も『龍が如く5 夢、叶えし者』の拡販に取り組んでまいります」というセガのコメントが発表されている。
 全国5大都市を舞台に、5人の主人公の物語が繰り広げられるという壮大なスケール感も、歴代シリーズのファンから圧倒的支持を得た模様。一方で、哀川翔や大東駿介、片瀬那奈、吹越満といった豪華俳優陣や、氷室京介による楽曲提供など、シリーズ未経験者でも楽しめるエンターテインメント性が、今後ファン層を広げそうだ。

『龍が如く5 夢、叶えし者』発売中【価格】8800円・税込【機種】PlayStation3
【CERO】D(17歳以上対象)【URL】http://ryu-ga-gotoku.com/five/